<お兄ちゃん、ズルい!>浮気くりかえす夫と離婚!元義家族からのありがたい申し出とは【まんが】
私(サエ)は、元夫ジュンヤの度重なる浮気により離婚しました。2才だったエイトを引き取り、シングルマザーとして育ててきました。数年後、仕事の関係で出会ったヒロと再婚。ヒロとの間にアオトを授かり、4人家族で順調に暮らしています。ヒロは血のつながらないエイトも実子のアオトと分け隔てなく育ててくれて、私は心から感謝しています。エイトは元夫と定期的に面会し、元夫側の家族からもイベントのたびエイトにたくさんの贈り物が届きます。しかし3才になったアオトはその贈り物の数の差に不満を言い出したのでした。
元夫が原因の離婚だったため、義実家からたくさん謝罪をされました。既婚者である元夫の2人の姉たちも元夫にとても怒っていました。元夫側の家族の切望により、私はイベントごとにプレゼントを受け取ることを快諾しました。
その後、私は仕事の関係でヒロと出会い、再婚しました。私がバツイチなのもエイトがいることも、ヒロはすべて受け入れてくれました。エイトが5才になった時に私たちは結婚し、翌年には次男のアオトが生まれました。
元夫と離婚した時は、もう二度と結婚なんてしないと心に決めていました。けれど元夫側の家族は皆とても素敵な人たちばかりで、離婚後もエイトの成長をお祝いさせてほしいと言ってくれたのです。断る理由がなく、私は快諾しました。 エイトは現夫のヒロとも本当の親子のように仲が良く、定期的に元夫とも会いながら交流を深めています。私の複雑な事情をしっかりと受け止めてくれるヒロの器の大きさに、私はただただ感謝する毎日です。 ヒロとの間に生まれた次男アオトにもしっかりと愛情を注ぎながら、4人家族としてこれからも暮らしていこう、そう思っていました。
プレゼントの数が違う!大人の都合に巻き込まれ、兄弟で格差?
エイトとのプレゼントの数の違いを見て、アオトは不満そうに聞いてきました。自分にはいないもう一人の「お父さん」。エイトばかりがたくさん貰えるプレゼント。アオトはどうしても納得できず大泣きしてしまいました。
私は子どもたちに平等に愛情を注いできたつもりでした。一方で、エイトは可哀相だからと、再婚後もプレゼントを贈ってくれる元義家族の存在を「そのまま」にしておきました。それが兄弟の関係を悪くしてしまったのです。
完全に私の考えが甘かった結果です。離婚していても、エイトには元義家族との関係を断ってほしくないと思っていました。元義家族も変わらずエイトの成長をお祝いしてくれるので、すっかりその厚意に甘えていたのです。 しかしそれがアオトを傷つけることになってしまうとは考えていませんでした。だからといって、エイトが受け取るべき「愛情」のカタチを断るのは違うと思っています。 けれどそれを受け取ることで、アオトが差を感じて悲しい気持ちになってしまう。 親として、私は一体どうするのが一番いいのでしょうか……。
弟を気遣うやさしい兄「ごめん!」図々しいお願いしに行く決意
私は翌週、元義実家を訪れました。久しぶりの元義実家には、元義姉たちも集まっており、皆で歓迎してくれました。ちょうど元義姉から先日いただいたプレゼントの話が出たため、ついに私は意を決して話し始めました。
アオトの気持ちを尊重しながら、元義家族のエイトを想う気持ちはエイトに受け取らせたい。誰のことも傷つけないために私が出した答えは、「お祝いをお金でいただく」ことでした。図々しいことかもしれませんが……。
これで元義家族からの愛情のカタチを、引き続きエイトに受け取らせることができそうです。 元夫からのプレゼントだけは現物なので、アオトと比べてひとつプラスになってしまいますが、アオトがある程度理解できる年になるまでは、私たちがひとつ多めにアオトに渡そうと思っています。こうすることで、兄弟の差をなくすことができました。 子連れ再婚については、ある程度覚悟をして臨んだつもりでしたが、もっと細かいところまで配慮しないといけなかったと痛感しました。エイトとアオトは父親が違うけれど、どちらも大切な子どもです。 互いにいろいろな人から愛情をたくさん受け取っていることを、これからも子どもたちに伝え続けていきたいと思います。