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里帰り出産。あれ?楽しい産後のはずが…実母とすれ違い

たまひよONLINE

6歳娘・3歳息子の子育てに奮闘中のママライター、Tomomiです。現在は、フリーランスのライターとして在宅ワークをする傍ら、週に数回ホテリエとしてホテルのフロント業務をかけ持ちしています。そんな私が、初産で里帰り出産を選択したのは31歳の時でした。里帰り出産を選んだ理由、里帰りをして良かったこと、逆に大変だったことをご紹介します。

待望の妊娠! 産院や両親の優しさに感謝した妊娠初期


当時、不妊治療や流産を経て、ようやく授かった娘だったこともあり、私も夫も里帰り出産を検討していました。しかし、実家近くには半年違いで先に出産する姉がいること、母がまだ現役で仕事をしていることなどを考え、とても悩んでいました。母に相談すると、里帰りを快諾してくれ、とても感謝したのを覚えています。

次に悩んだのは出産する産院です。地元では、里帰り出産の場合、妊娠初期で一度、産院を受診し、出産予約を取らなければならない病院が多かったのです。妊娠を機に仕事を辞めていた私は、すぐさまいくつかの病院に問合せ、以前に繫留流産の手術をしてもらった総合病院を受診しました。

この総合病院には、高度救命救急センターや総合周産期母子医療センターがあるため、通常は里帰りを受け付けていないのですが、流産の際の入院経過やリスクなどを考慮してもらえ、無事に出産予約を取ることができました。

逆子が治らない! 急遽早まった里帰りとドタバタ受診


初めてのマタニティライフは不安と期待が入り交じり、ドキドキワクワク。妊娠初期はつわりや腰痛に悩まされましたが、中期になると食欲も戻り、我が子を想いながらベストやブランケットを編んだり、スタイを作ったりと充実した日々を過ごしていました。妊娠後期に入ると、ベビーグッズを買ったり、里帰りの支度をしたりと、慌ただしくも喜びを噛み締める毎日でした。

1つ不安だったのは妊娠24週ごろから逆子が治らなかったことです。逆子体操やお灸などできることをしましたが、妊娠31週目の健診でも戻らず、早産のリスクを考え、里帰りを早めることになってしまいました。

里帰りは妊娠34週ごろとのんびり構えていましたが、まさかの1ヶ月も早い帰省に私も実家も大慌て! 時期が年末年始にかぶってしまうということもあり、ドタバタ荷造りをして、年内最後の診察になんとか滑り込んだのでした。

家族に囲まれて出産! 幸せと気疲れのアップダウン


出産前は、フルタイムで働く母に代わり食事を作ったり、近くに住む姉の家に行って甥っ子のお世話をしたりと、家族と良い距離間で過ごすことができました。入院中は旦那も実家に泊まり、親せきや友人にも囲まれ、出産の喜びを多くの人と分かち合うことができました。里帰りをして本当に良かったなと感謝する日々でした。

大変だったのは産後です。帝王切開での出産だったこともあり、産後は傷が痛み、家事はほとんど母任せ。母乳が軌道に乗らず、3時間ごとの細切れ睡眠や搾乳に疲れ、イライラしてしまうことも…。

仕事で疲れているのに、私のために栄養を考えた食事作りや洗濯、掃除と無理をしている母を見るのもつらくなり、モヤモヤとした気持ちを抱えていました。2週間もするとお互いに余裕がなくなり、ちょっとしたことで言い合いになってしまうことも。

結局、少し早めにお宮参りを済ませ、1ヶ月健診を終えてすぐ、予定を早めて自宅に帰ることにしました。

産前1ヶ月半と、産後1ヶ月で、実家滞在は想定外の2ヶ月半となりました。私の場合、里帰り出産は、多くのサポートがある実家で安心して生活ができました。また、親族や友人に囲まれての生活は、とても充実していました。一方で、いくら親子であっても、余裕がなくなるとすれ違いになることもあり、ストレスになることもありました。そしてもう一つ、夫が一番大変な時期をともに過ごしていないことで、父親としての自覚を持つのに時間がかかって、子育てへの理解がなかなか得られませんでした。メリットもデメリットもある里帰り出産。その時々の状況と相談しながら、自分なりにベストな選択をすることが大切だと思いました。

[Tomomi*プロフィール]
20歳で日本を飛び出しオーストラリアで就職。現地で出会った夫を日本に連れ帰り、茶畑に囲まれたのどかな土地で一姫二太郎の育児に奮闘中! 休日は、夫と子どもたちと“旅行”“フェス”“アウトドア”を楽しみながら、語学力とホスピタリティー業界での経験を活かして、ホテリエとライターを兼業する37歳、在宅ママライター。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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