go!go!vanillas『RUSH BALL 2026』クイックレポートーーアクセル全開のパフォーマンスで夏の太陽を呼び戻す
go!go!vanillas『RUSH BALL 2026』クイックレポート
大きな手拍子に迎えられ、ジェットセイヤ(Dr)がスティックでぐるりと会場を指したら、柳沢進太郎(Gt)がひと鳴らしし、牧達弥(Vo.Gt)が「俺たちの新曲です!」と捧げるように8月19日リリースの「THE WALL」でスタート。アップリフティングなナンバーは観客をバウンドさせ、牧も1曲目からステージを端から端まで行き来。<もう一丁 もう一丁>のコールも聞こえる。
加えて長谷川プリティ敬祐(Ba)が「踊ろうぜ『RUSH BALL』! 今年も来たぜ!」と吠えてカウントすれば、フェスの定番曲「エマ」。観客もおなじみの振り付けをそろえ、舞台中央では牧、柳沢、長谷川が背中合わせで演奏。少し前まで薄曇りだった空からは、晩夏の午後の強い太陽の光が差し込む。モニターに映る牧は、顔も首も2曲目にしてすでに真っ赤だ。
そんな牧の「2014年から俺たち(『RUSH BALL』)皆勤賞でーす!」という誇らしげな報告のあとは、ピアノも軽快な「青いの。」で、今度は観客の<Loser loser>の歌声が響き、ジェットセイヤも立ち上がってプレイ。さらに「楽しい方がいいでしょ。もう1曲ハッピーな曲いってもいいですか?」(牧)とスピードも切れ味も増す「フォーリン」へとつなげ、牧のボーカルでまくし立て、ピアノはスリリングに。
だが攻撃はゆるむことなく、次は「カウンターアクション」。柳沢が「大阪の声は毎年、毎年大きいと聞いていますが、今日も(大きさを)更新していけますか?」と吹っかけると、それにこたえるように会場には大きな<I Love『RUSH BALL』>のコールが。舞台上では柳沢と長谷川が疾走したり、向かい合ったり、また至近距離の牧と柳沢が1つのマイクで歌ったりと目が離せない。
だが続く「SCARY MONSTER」もクラップをともなって痛快なビートでぐんぐん進み、あっという間に残り1曲。ラストは「一緒にグチャグチャになってもらってもいいですか?」(牧)と、「エマ」同様におなじみの「one shot kill」でアグレッシブに。牧がフェンスのギリギリで熱量たっぷりに声を放てばファンは沸騰。突き上げられた数多の拳は下がることなく、熱狂が渦巻くなか約30分のライブは幕を下ろした。去り際、牧の「またな!」の約束にはファンならずとも来年の『RUSH BALL』に期待せずにはいられない。
取材・文=服田昌子 撮影=ハヤシマコ
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