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OSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』開幕レポート到着、翼和希「上演100周年という大変おめでたい年。全力で駆け抜ける」

SPICE

翼和希、千咲えみ

4月10日(金)から19日(日)まで京都・南座にて上演中のOSK日本歌劇団『レビュー 春のおどり』のオフィシャルレポートが到着した。

(左から)千咲えみ、翼和希

開幕を前に南座正面では、トップスター・翼和希と娘役トップスター・千咲えみが登壇し、挨拶を行った。

翼「あいにくのお天気ではございますが、私は初日に雨が降りがちでございます。竜神様のお恵みではないかと(笑)。しっかりとその愛を受け止めて、初日を迎えたいと思っております。この度の『レビュー 春のおどり』は上演100周年という大変おめでたい年でございます。このような年に、OSKの伝説といわれた「たまきはる 命の雫」という作品に挑戦できますことは大変うれしく、そして第二部の「Silenphony」は、“ダンスのOSK”を皆様に存分に楽しんでいただける2作品となっております。19日の千穐楽まで全力で駆け抜けてまいりますので、たくさんのご来場お待ちしております!」

千咲「皆様、雨の中本当にありがとうございます。翼和希は今年の『レビュー 春のおどり』も絶好調だなと感じております(笑)。今年も第一部、第二部ともに、出演者全員、全身全霊で駆け抜けてまいりたいと思いますので、19日の千穐楽まで皆様どうぞよろしくお願いいたします」

挨拶のあと、翼が公演の成功を願って手締めを行い、南座正面に集まったたくさんのお客様や沿道の皆様から温かい大きな拍手が送られた。

OSK日本歌劇団

同公演は、1926年、大阪松竹座で初演となり、今年で上演100周年を迎えるOSK伝統の公演。今年は大阪松竹座の閉館に伴い、南座で初上演となる。第一部は、2000年に一度だけ上演されたOSKの伝説のミュージカル「たまきはる 命の雫」。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の世界を古代ヤマトの時代に移し、若く、情熱的な男女の愛の物語が紡がれいる。第二部はレビュー「Silenphony ―サイレンフォニー-」。“ダンスのOSK”の名にふさわしい華麗な場面の数々の中に、タップダンスやボリウッドダンスのような場面なども加わり、一味違った見どころが散りばめられた、見応え十分なレビューになっている。

翼和希
千咲えみ

幕開き、暗転の中「春のおどりはよーいやさー!」の声とともに光が当ると、華やかな衣裳に身を包んだ劇団員たちによる総おどりとなる。OSK伝統の「春のおどり」の開幕が鮮やかに彩られ、続いてロミオ(翼和希)とジュリエット(千咲えみ)が運命的な出会いを果たす場面へと移る。一目でお互いを愛し、ジュリエットの召使マリア(唯城ありす)と僧侶ロレンス(登堂結斗)の助けを借りてこっそりと祝言を挙げたロミオとジュリエット。

(左から)椿りょう、唯城ありす、華月奏、城月れい、登堂結斗

しかしモンタギュー大臣(華月奏)、マキューシオ(椿りょう)、モンタギュー家室(羽那舞)らモンタギュー家と、キャピレット命婦(城月れい)、ティボルト(天輝レオ)らキャピレット家はお互いを敵対視しており、激しい争いを繰り返している。争いの最中、ティボルトはマキューシオを刺殺し、それに逆上したロミオはティボルトを殺害。罪を犯したロミオに追放を言い渡す帝エスカラス(朝香櫻子)と親王パリス(壱弥ゆう)。離れ離れになる苦しみと二人の真実の愛を歌った曲「恋のために」は、唯一2000年の初演より引き継いだ名曲。翼が持ち前の歌唱力をいかんなく発揮し、悲しみにくれながら歌い上げるロミオとジュリエットが切なく美しい、見どころの一つになっており、客席からはすすり泣く声も聞こえてくる。ロミオとジュリエットを逃がそうとするロレンス。果たして二人の運命は――。

OSK日本歌劇団

第二部「Silenphony」は、“Silence”と“Symphony”を組み合わせたタイトルの通り、音のない、静寂の中のダンスから始まる。客席は緊張感にも似た雰囲気に包まれ、そして重厚な曲の中で繰り出される群舞のシーンへ。出演者全員による熱のこもった歌とともに魅せる圧倒的なオープニングからの一糸乱れぬラインダンスに、一気に観客の心をつかみ、「ダンスのOSK」をまさに体現するシーンとなった。

OSK日本歌劇団

ボリウッド風のダンスシーンでは、オリエンタルな衣裳を身に着けた娘役たちの華やかなダンスから始まり、それを阻む男役たちのダンスへ。そこに助けに入った翼は、ボリウッドスターさながらのキレのあるダンスを披露。

翼和希

盛り上がる音楽とともに劇団員も客席へおり、観客も手拍子で応える。その後も登堂結斗をはじめとする凜としたダンスシーン、桐生麻耶によるソロ歌唱シーン、壱弥ゆう、椿りょうら男役4名によるタップダンス&唯城ありす、羽那舞ら娘役によるパワフルなダンス、城月れいが持ち前の歌唱力を発揮する情熱的なスパニッシュダンスと名場面が続き、観客のボルテージも最高潮に。千咲による歌唱から続いて繰り出されるパレードでは、万雷の拍手とともに幕が下りた。101年目の「春のおどり」の1ページを紡ぐにふさわしい斬新かつ魅力的な構成と演出で、満足感あふれる舞台となった。

桐生麻耶

そして最後に昭和5年より歌い継がれる劇団のテーマソング「桜咲く国」では、客席にもたくさんのミニ桜パラソルが咲き乱れ、盛大な拍手の中で終演となった。

OSK日本歌劇団

4月12 日(日)午後の部は、イープラスの貸切公演を実施。チケットは発売中。

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