犬が持っている『不思議な能力』6選 知られざる感覚の仕組みや理由も解説
犬が持っている『不思議な能力』
1.体内時計が正確
毎日決まった時間に散歩や食事をしていると、愛犬に『早くしてよ』とせかされたことはありませんか?朝は犬に起こされるという飼い主は多いです。
特に犬の腹時計は正確で、成長期の子犬は『ごはんちょうだい』と決まった時間に吠えたり食器を持ってきたりすることも珍しくありません。
犬は嗅覚が優れているので、1日の中で変化するニオイから時間の流れを感じ取っていると言われています。
また犬の体内時計は毎日日光を浴びてリセットされます。家の中で日向ぼっこをする犬は多いですが、人間よりも日に当たっていることでより体内時計が正確になっているのかもしれません。
2.飼い主の帰宅する時間がわかる
飼い主が帰宅する数分前になるとそわそわする犬は多いようです。食事の時間と同様、体内時計で飼い主の帰宅時間がわかるということもありますが、それだけではありません。
犬は聴力が優れているので、飼い主の足音や乗り物の音が近づいてくるとわかります。また家に家族がいれば会話からもうすぐ飼い主が帰ってくると気づきます。
散歩中、大好きな人が遠くにいるのを見つけて走り出した経験はありませんか?遠くにいてもその人の声やニオイから犬は存在に気づくようです。
3.病人に寄り添うことができる
あなたが病気で寝込んでいるとき、愛犬が添い寝をした、いつもはイタズラをするのにおとなしくしていたという経験はありませんか?
犬は病気の人がいると体臭、表情や動きなどからわかります。特に毎日一緒にいる飼い主が病気になると『今日はいつもと違う』と気づくのでしょう。
犬は仲間が弱っていると、何もできなくても寄り添うと安心するということを知っています。体調が悪いときには愛犬に甘えてみてください。
4.妊娠している人がわかる
犬は妊婦さんがいると、体臭の違いから気づくことができます。本人が妊娠に気づかない時期でも犬の様子がいつもと違ったという話もあります。
飼い主が妊娠すると、犬は飼い主から距離をとる、やけに甘える、お腹に乗らなくなるなど行動が変化します。
5.ガンを見つけることができる
犬の嗅覚を使って働く警察犬や麻薬探知犬がいることは有名ですが、最近はガン探知犬も活躍しています。
専用の袋に息を吐き入れて郵送し、ガン探知犬にガンがあるかどうかを判定してもらいます。この検査はドッグラボと呼ばれています。
体のどの部位のガンなのかはわかりませんが、体の負担が少なく、ガンの早期発見に繋がると注目されています。
6.地震を予知できる
大地震の前に犬がいつもと違う行動をとっていたという話は多いです。大地震でなくても、今まで地震が起きる前に愛犬の様子がおかしかったという経験はありませんか?
犬は地震の前になるといつもと違う吠え方をする、しきりに穴を掘る、部屋を行ったり来たりする、震えるなどの行動を見せます。
これらは地震が起きる数日前に見られ、はっきりといつ地震が起きるのか推測することはできません。
犬は人間よりも感覚が敏感なため、地中で起こる振動に反応していると考えられます。他にも聴力が優れているので地鳴りが聞こえる、電磁波の変化を感じ取っているという説もあります。
筆者の先代犬は2011年の東日本大震災を経験しました。大きな被害はありませんでしたが、余震が起きる直前には犬が吠える、ケージに避難するといった行動をとるようになりました。
まとめ
今回紹介した犬の能力の中に、あなたの愛犬にも当てはまるものはありましたか?毎日愛犬とふれあっているとたくさんの発見があると思います。
犬と一緒に暮らしていると、犬に助けられる日が来るかもしれません。犬も飼い主も互いを助け合える関係になりたいですね。