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義母が流した涙…専業主婦が子育て中に引き受けた自宅介護の決断と、夫婦で得た最期の安らぎ【体験談】

シニアカレンダー

夫の親が要介護になったのは、まだ子どもが小さく、私が育休中だったときでした。夫の親なので、「自分が面倒を見る」と最初から考えていたわけではありません。ですが、仕事と子育てだけでもいっぱいいっぱいになっている夫の様子を見ると、「自分が介護をしなければ」と考えるようになりました。

子育て中に義母が倒れた

私が子どもを産んで専業主婦になることを選んだのは、夫が「自分が仕事をするから子育てに集中してほしい」と言ってくれたからでした。もちろん、夫も仕事から帰宅した後はできるだけ子どもの面倒を見てくれ、私に1人の時間をくれることもあります。そのため、専業主婦をしていることに何の不満もありませんでした。しかし、子どもが成長して幼稚園に入園したころ、高齢になっていた義母が倒れたという連絡が来ました。

急いで駆け付けると、義母は脳出血で倒れたらしく、半身が動きにくくなってしまうことがわかったのです。その症状を聞いたとき、夫は「病院で見てくれる間はいいけれど……」と、考えていたようです。子どもがいるので介護だけにかかりきりになるわけにもいかず、だからといって私に「頼む」と言うのも気が引けるのか迷っていたようです。

もちろん、一方的に「介護をしろ!」と言われたら反発心も出てしまうと思いますが、こんなに迷って考えてくれている夫の支えになりたいと思えたので、私から「介護をする」と伝えました。

介護は自分たちだけでは解決できないことも

義母はとてもやさしい人で、どこかに出かけるたびに私や子どもにもお土産を買ってきてくれ、私たちの喜ぶ顔を見るのが好きな人でした。義父は結婚前に病気で亡くなっていたので、大切な母親が倒れたことに夫は少し混乱していたのだと思います。「義母の介護をする」という私の言葉に、何度も感謝してくれました。ただ、子どものお世話もあるので、介護だけに集中するのは、実際には難しいと感じていました。

そこで夫婦で相談して、ヘルパーさんを週に1度利用できないかと考えました。要介護ではあるものの、リハビリをしている義母にも話をして入院中から介護サービスなどの相談をしておいたのがよかったのかもしれません。義母が退院したあとは、私が中心となって義母の介護をしつつ、夫が子どものお世話や家事を担う毎日が続きました。

義母を自宅で介護すると決めたとき、義母は泣いて感謝してくれたのを覚えています。私が介護と子育てを続けることができたのは、こんなふうに夫も義母も感謝を伝えてくれる人だったからだと思います。

介護の経験を生かして資格取得へ

義母は子どもが小学校へ入学して数年後、他界しました。最後まで孫である私たちの子どものことや夫のこと、私のことを考えてくれていたのでしょう。1人っ子の夫は、母親が亡くなった直後はやはり悲しんで元気がなかったのですが、動かせるほうの手で残してくれたメモ書きのような手紙を読んで、子どもと一緒に笑えるようになっていきました。

私も家族全員で介護をしたことで、子どもが成長したあとは介護職で働こうかと考えるようになり、ヘルパーの資格取得を目指しています。

まとめ

子育て中の介護となり、大変な状況でしたが、それでも義母の最期を家族でみとることができたのはよかったと思います。子育て中は夫の助けがなければ介護など絶対にできなかったでしょう。「自分の親だから」という夫の言葉や感謝の気持ちは、本当に心の支えになりました。介護を「当たり前」と私に押し付けることなく、一緒に悩んで気づかってくれるその心が、義母の介護を続けられる源になったのだと感じています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:嘉納晴子/40代女性・主婦

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
※一部、AI生成画像を使用しています。

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