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能楽師×元NHKアナウンサーによる『能の歩き方』で春の能『熊野(ゆや)』をひもとく

SPICE

第8回 能の歩き方「谷本健吾とひもとく 能『熊野』」

観世流能楽師によるユニット「三人の会」(谷本健吾・坂口貴信・川口晃平)のメンバーが、さまざまなジャンルのゲストを迎え、日本文化の魅力に多角的に迫るトークセッション企画「能の歩き方」が、2026年4月11日(土)、歌舞伎座3階 花篭ホールにて開催される。

同企画は、多様なジャンルのゲストとの対話を通して、能をはじめとする日本文化のさまざまな見方や楽しみ方を紹介していくシリーズ。これまでにも多彩なゲストとの対話を通して、能の新たな魅力を提示してきた。

今回は、春の能の名曲『熊野(ゆや)』をテーマに、谷本健吾と元NHKアナウンサー・水谷彰宏が出演。キャッチコピーは「はなみ、はなかご、ふたりのはなしに、花が咲く」。物語の背景や見どころを解説するトークに加え、水谷の語りと谷本の謡による実演を通して、作品の世界を立体的に味わうことができる。

水谷彰宏(元NHKアナウンサー)

谷本健吾(能楽師)

また当日は、能面・能装束の紹介や質疑応答の時間も設けられるほか、『熊野』とお花見にちなんだ和菓子の提供も予定。能に初めて触れる人から、より深く味わいたい人まで、幅広い層に向けた内容となっている。

能『熊野』とは

能『熊野』

時は鎌倉時代。遊女・熊野(ゆや)は、故郷に病の母を残したまま、時の権力者・平宗盛に都で召し抱えられている。季節は春。宗盛は花盛りの清水寺へ花見に行くと言い、熊野に同行を命じる。
母からの手紙を受け取った熊野は帰郷を願い出るが許されず、心を締め付けられながら花見に向かう。やがて春雨が桜を散らし、熊野は一首の和歌を詠んで宗盛に捧げる――

「いかにせん 都の春も惜しけれど 馴れし東の花や散るらん

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