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Blum & Poe/世界水準のアートの向こうに、森が見える

OMOHARAREAL

原宿駅の竹下口と東口のちょうど間、ゆるい坂道の途中にスリムなビルが佇んでいる。その5階に、世界的な現代美術ギャラリーである「Blum & Poe」の東京スペースがあるのをご存知だろうか? ギャラリーの大きな窓からは明治神宮の広大な森を望み、まるで空とつながっているような開放的な空間だ。私たちが作品を眺めるように、作品たちもまた、この窓からジッと街と森を見つめている……そんな印象を受ける。1994年にアメリカ西海岸・サンタモニカでオープンした「Blum & Poe」は、欧米やアジアを中心とした所属アーティストを中心に、幅広いジャンルの作品を紹介している。そして本ギャラリーを彩る個性のひとつは、日本の現代アートへの強い関心と結びつきだろう。創設者の一人であるティム・ブラム氏は日本にゆかりが深く、90年代初頭には東京に住んでキュレーター、ディーラーとして活躍していたのだとか。 大小様々なギャラリーが点在するオモハラエリアの中でも、東京拠点の海外ギャラリーとして、国際的なレベルでの展覧会企画を届けていきたいという「Blum & Poe」。今後はエリア内の他ギャラリーとの共同企画なども視野に入れ、コミュニティを一緒に盛り上げていけたら、とのヴィジョンもあるようだ。知らなければ何気なく通り過ぎてしまいそうな、静かなエントランス。けれどその先には、確かな目で選び抜かれたアートとの豊かな対話が待っているのだ。※写真は、浜名一憲と大井戸猩猩による二人展(2020年11月21日〜2021年1月30日)Text / Photo : Mika Kosugi
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-34神宮の森5F

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