平山祐介さん「撮影現場にはダンベル!水分補給はプロテイン⁉」
今月のゲストは、俳優の平山 : 祐介さん。
最上階10階にある 「エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室」で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
昨日から、平山さんが蒙武役、要潤が騰役で出演している
映画「キングダム 大将軍の帰還」が公開となりました!
要 :暑い夏がやってきましたね!
平山 :長かったですねー!ここまで!
要 :撮影がだいぶ前でね、ほんとに長かったですねー!
近藤 :今作は、以前この番組にも出演して下さった、大沢たかおさん演じる王騎が、いよいよ全面に出てきた回ですよね!
要 :予告でもふんだんに出てきていますよ
平山 :本当、王騎のための映画と言っても過言じゃないくらい!(笑) でもね、この馬陽の戦いって、原作ファンの方が一位二位を争う見たいシーンだと思うんですよね。
近藤 :秦vs趙の戦いですからね…!待ってました!
撮影現場にはダンベル…!水分補給はプロテイン⁉
1作目の公開は2018年になる超大作、映画「キングダム」シリーズ。 平山さん、撮影の中でも大変だったのは“トレーニング”とのこと。 今作も、撮影の準備も含めると1年と数カ月の間トレーニングをし続けたそうです。
要 :もともと平山さん結構ガタイが良いイメージですけど...
平山 :それ言われがちで(笑)そんなに細くはないんですけど...やっぱり自分の中ではだいぶ体型が変わってます!
要 :変わってるんですか!どれくらい増量したり?
平山 :撮影当時で、10キロ弱くらい増やしてるんですよ。
近藤・要 :ええ!?
平山 :でも元々、周りが体格の良いというイメージを持ってるからか、あんまり人褒めてくれねーなーと(笑)
近藤・要 :あははは(笑)
「キングダム」の撮影現場にはあるモノが…。
要 :平山 : さんがダンベル持ってきてたんでしたっけ?
平山 :僕は持ってきてないんです、持っていこうか迷って...
近藤 :え、撮影現場にダンベルが普通に置いてあるんですね??
要 :あれ大沢さんかな?
平山 :僕は正直に言うと、車までは持ってきてたんですよ。ただ出すのが恥ずかしくて出せなかった(笑)
近藤 :(笑)
要 :あとプロテインがある現場だから(笑)
近藤 :水分補給はプロテインなんですね?
要 :水分補給では常にプロテインを求めている、あとどっかに重り無いかな~って(笑)
平山 :そうでしたね(笑)
増量することが大変!そこには悔しい思い出も...
平山さん、とにかくトレーナーと相談しながら、肩・背中・腕を集中的にウエイトトレーニングを行い、食事をたくさん摂ることで、カラダを作り上げたそうです。 ただ、食事をしないとすぐに痩せてしまうということで、平山さんも要潤も「増量」と「痩せる」では、“圧倒的に増量が難しい”ということ。 「キングダム」の撮影中、“身体を鍛える”ということには、悔しい思い出もありました。
平山 :自分なりに増量も、トレーニングもして撮影に臨みましたけど。悔しいかな撮影inの前の1ヶ月、非常事態宣言があったじゃないですか。
要 :ありましたね
平山 :結局まあまあ作った身体が、ジムに行けなくて、みるみる痩せていくのが目に見えてわかるんですよね。
要 :そうそう、ジムに行けなかったんですよね。
近藤 :あんなに作った身体が…!
平山 :そうなんです、あれが悔しくて。本当に家にダンベルセット買っちゃおうかなと思ったぐらいで(笑)それで、非常事態宣言が明けてすぐが王宮のセットで、そこでやっぱり大沢先輩の王騎がドーンと出てきて。
近藤 :やっぱり周りの方々の筋肉も気になりますか?
平山 :めっちゃ気になりますよ!僕、特に意識してたので!
近藤 :やはり大沢たかおさんは別格でしたか?
平山 :別格でしたね。僕がなによりすごいと思ったのは、増量が厳しい中で、やっぱり大きいという風格を出すために、筋肉に加えて脂肪も結構つけられていたじゃないですか。
要 :そうでしたね
平山 :恰幅のいいベテラン感というか、その太り方がすごいなと思ったんですよ。それにちょっと圧倒されましたね。
要 :みんな圧倒されましたよね
平山 :それでちょっと伺ったら、なんかジムから重りを借りて、家でもやってたらしいんですよね。ずっるい!と思って(笑)
近藤 :あはははは(笑)
要 :35キロのを借りて、家に持ってきてもらったらしくて。これ何に使うんですかってジムの人から聞かれたそうで。「漬物石かなんかに使うと思われたみたい」って大沢さんが言ってましたね(笑)
平山 :いや~借りれるんだって、思って。
要 :家でそれでやってたみたいですね。
監督の言葉「パリッと乾いたノリの効いたシャツを着れると思うな」とは?
平山さんは役者として、セリフ覚えは結構苦労するタイプだそうで、ひたすらに読んで覚えているそう。そんな平山さんの役者としてのターニングポイントとなった作品は、40歳の時に撮影した「ワイルド7」でした。
平山 :作品としては、とても楽しくやらせていただいたんですけど。僕自身が30代中盤から後半にかけて、ちょっと悶々と「自分ってこの仕事向いてないのかな?」と悩んでいた時期だったんです。
要 :え、そうなんですか…!
平山 :そんな中、40歳になって最初にオファーいただいたのが、この作品で。監督もずっとお世話になっている長谷部安春監督で。この組み合わせで気持ちを楽しくできなかったら、辞めようかなって思っていたので。
近藤 :辞めることもよぎっていたんですか?!
平山 :よぎってました。僕ミラノで、よくアルマーニのショーに出ていたんですけど、アルマーニの定員とか...
要 :洋服屋さん?!
平山 :40、いまからやれるかな?とか考えてました。
平山さん、大きな悩みの渦中でしたが「ワイルド7」の撮影している2,3カ月の間は、とにかく楽しく、この時期があったから“やっぱりやっていこう”と決断できたと振り返っていました。
要 :監督からはどんな言葉を投げかけられたんですか?
平山 :僕の勝手なイメージですけど、俳優からすると監督って絶対だと思っていて。だから収録が終わった後に“あのシーンあれでよかったのかな?”“何かもっとできたかも”と割とたくさん考える方なんです。
要 :うんうん
平山 :そんなことを監督と話してたら監督から「何かを表現する世界に生きていたら、パリッと乾いたノリの効いたシャツを着れると思うな」「いつもジメジメ湿ったシャツで“何か気持ち悪い”っていう中で生きていくしかないんだお前」って言われたんです。「今日はよくできたー!って帰れると思うなよ」って。
要 :へえ…!
平山 :それは「お前たち役者もだし、監督の俺もそうなんだ。」と言われて。「あれでよかったのかなって俺だって悩むんだ。」ってきいたときに、ちょっと心が楽になったんです。自分の仕事への取り組み方というか、考え方がちょっと変わったというか。