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「雪肌精」が初のリニューアル 「純化美白」をコンセプトに「甘草」由来の美白有効成分を配合

セブツー

コーセーは12月7日、化粧水「薬用 雪肌精」を初めてリニューアルすると発表した。「雪肌精」は1985年に発売して以来、累計で6700万本の販売個数を誇るコーセーの主力商品だ。「雪肌精」は1993年に薬用化し、2000年に「薬用 雪肌精 クリーム」を発売、カテゴリーやシリーズを拡大してきた。2024年5月に誕生から40年を迎えるが、デザインや処方をほとんど変えることはせず、時代に合ったやり方で愛用者を増やしてきた。今回のリニューアルの最大のポイントは、「甘草」由来の美白有効成分を配合したことだ。甘草はマメ科の植物で、砂糖の200倍も甘いと言われている。乾燥させた根茎部分が利用され、約7割の漢方に使われている。

新しい「雪肌精」は、「純化美白」をコンセプトに、広島県の尾道を拠点に和漢植物の「甘草」を研究・開発する丸善製薬との10年以上にわたる共同研究によって、日本で初めて「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」効能の承認を得た甘草由来有効成分(W-グリチルレチン酸ステアリル)を配合した化粧水「薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション」として刷新する。発売は2024年3月1日。

「雪肌精」は、小林一俊社長の父である小林禮次郎氏が開発を手掛けた。大学卒業後、理科系の研究員の第一号として入社した小林禮次郎氏は、効能効果の高い商品の開発に心血を注いできた。「雪肌精」の発売の翌年に入社したという小林一俊社長にとっても思い入れの深いブランドだ。父・禮次郎氏が開発したものを、大々的な宣伝をすることなく、コーセーのナンバーワンの化粧水に育てあげた。現在は日本のみならず、米国や中国、マレーシアなど15の国と地域でも展開している。

その後、「雪肌精」にとって大きな転機となったのが、大胆なマーケティング活動に舵を切ったことだ。当時20代だった俳優の新垣結衣をブランドの顔として起用し、若い世代への拡大に向けてチャレンジした。2019年には羽生結弦選手、今年はメジャーリーグで活躍するエンゼルスの大谷翔平選手を起用し、よりジェンダーレスな訴求をしてきた。2月には大谷翔平選手のロッカールームに「雪肌精」が置いてあるインスタグラムの投稿が大きな話題になり、「大谷売れ」「大谷買い」という流行語も生まれた。

小林一俊社長は、「難易度の高い研究だったが、甘草由来の新しい有効成分が開発できた。2024年から積極的にグローバルに打っていく。『雪肌精』を100年続くロングセラー商品にしていきたい」と、新たに発表した「雪肌精」についての思いを語っている。

新しい「雪肌精」は、シミやそばかすが形成される最初の段階を強力にブロックすることで、シミ予防と肌あれケアの両方を同時に叶える。さらに、水分と油分を緻密に安定配合することにも成功し、「雪肌精」ならではのみずみずしい使用感と高い浸透感に加えて、しっとりとした保湿感のある後肌を実現している。

「薬用雪肌精 ブライトニング エッセンス ローション」は、1品目2品種、価格は3850円(200mL)、5940円(350mL)。新しい「雪肌精」のブランドミューズが誰になるのかも楽しみにしたい。

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