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情緒ある町並みに建つ、蔵をリノベーションした宿「和のゐ 角館」

ことりっぷ

情緒ある町並みに建つ、蔵をリノベーションした宿「和のゐ 角館」

黒板塀の武家屋敷が藩政時代からの風情でたたずむ、秋田県仙北市角館町。「みちのくの小京都」と呼ばれる、歴史情緒あふれる城下町です。街には歴史ある蔵が数多く残されています。「和のゐ 角館」は、江戸時代末期から大正時代に建造された3棟の蔵を改装した一棟貸ホテル。現代的な利便性のなかで、昔の生活空間の雰囲気を感じながら静かな時間を過ごせます。

一棟貸ならではのプライベート空間

蔵のなかへ。当時の生活風景に入っていくかのようなレトロな気分になれる

「和のゐ 角館」は、角館の街に点在する歴史ある蔵を改装し、ホテルとして2020年にオープンしました。客室となる蔵は、「西宮家 武士蔵」「西宮家 ガッコ蔵」「反物蔵」の3棟。それぞれ2階建で、一棟まるごとプライベート空間として利用できます。

チェックインは、秋田新幹線が停車するJR角館駅に隣接するホテル「フォルクローロ角館」で行ないます。フォルクローロ角館から西宮家 武士蔵とガッコ蔵までは徒歩10分、反物蔵までは徒歩15分ほど。希望があれば各蔵までの送迎が可能です。

武士の時代にタイムトリップした気分になる「西宮家 武士蔵」

大正時代の蔵をリノベーション

3棟は、それぞれの蔵が持つ歴史を背景に空間がデザインされています。角館の外町、田町武家屋敷通りにある「西宮家 武士蔵」(朝食付1棟39000円~)は、武士の文化と暮らしがコンセプト。西宮家の先祖が秋田佐竹本家の高名な武士であった歴史に由来します。

囲炉裏があるリビングスペース

黒漆喰の重厚な扉を眺めながら蔵のなかへ入ると、そこには別世界が広がっています。100年の歳月を経た建物が持つ落ち着き漂う空間には、囲炉裏が切られ、壁に陣幕が張られています。角館の伝統工芸品・樺細工も飾られています。この樺細工は下級武士の副業として発展した歴史があります。

シモンズ社製のマットレスにエアウィーブを敷いた寝心地よいベッド

奥の畳の間には、古書が並べられたり、火鉢が置かれたり、まるで武士の時代にタイムトリップしたような気持ちになります。それでいて、バスルームをはじめとする水回り、ベッド、床暖房、Wi-Fiなど、設備は最新で、快適に過ごせます。

リビングのカフェカウンターでは、秋田のクラフトに触れられるのもうれしいポイント。秋田の楢岡焼のマグカップや川連漆器のオールドグラスなどが用意されています。

伝統食・漬け物(ガッコ)をテーマにした客室「西宮家 ガッコ蔵」

ガッコのアートワークがあるリビングスペース

武士蔵と同じ西宮家の敷地内に、「ガッコ蔵」(朝食付1棟37000円~)はあります。白漆喰の扉を開けると目に飛び込んでくるのが、囲炉裏とその上に吊るされた桜の枝。木の香りで燻すいぶりガッコ(大根の漬け物)をモチーフとした「いぶりがっこアート」です。

「ガッコ」とは、秋田の方言で漬け物のこと。漬け物を貯蔵していた歴史がある「西宮家 ガッコ蔵」の内装は、漬け物にまつわる道具をモチーフにデザインされています。

風情あふれる樽風呂。春はシダレザクラが見られる

漬け物樽をイメージした浴槽や、樽を3つ並べたカフェカウンター、漬け物樽照明など、遊び心と木のぬくもりに満ちた空間。角館のガッコの歴史とともに、時間を閉じ込めたような蔵ならではの静寂を感じられます。

江戸時代末期の蔵をリノベーションした客室「反物蔵」

3棟のなかで一番大きい反物蔵。左側が客室、右側は飲食店が入居

角館の内町、武家屋敷通りのほど近い場所にあるのが、江戸時代末期に建造された蔵を改装した「反物蔵」(朝食付1棟40000円~)。白漆喰の立派なこの蔵は、かつて呉服屋であったと伝えられています。

1階は広いリビングスペースになっていて、囲炉裏や和箪笥をモチーフにしたカフェカウンター、反物をディスプレイし呉服屋を再現した畳の間などがあります。

「呉服屋」をコンセプトにした空間デザイン

2階にもリビングスペースがあり、草木染めの染料や反物のアートが飾られています。ベッドルームも広々。時間の経過を感じさせる立派な梁を眺めながらぐっすり眠られそうです。

朝食は地産地消のお弁当をお届け

朝食のお弁当。樺細工の名店「藤木伝四郎商店」が手がけた木のぬくもりあふれるランチョンマットが敷かれる

「和のゐ 角館」の食事は、周辺にある飲食店を利用するスタイルですが、朝食を付けることができます。あきたこまちのごはんや角館豆腐、地元の安藤醸造本店の無添加味噌を使った味噌汁、ガッコ(漬け物)など、角館を中心に秋田の地元食材を使った和食のお弁当を各蔵に届けてくれます。

夕食は角館の町歩きを楽しみながら、自由に郷土料理などを楽しんでくださいね。客室にはおすすめのお店情報などを紹介したフライヤーも置いています。

蔵ならではの静寂と当時の生活風景にタイムトリップしたかのような感覚と楽しみ、快適さをあわせ持つ「和のゐ 角館」。非日常の時間を過ごしに、古都・角館を訪れてみてはいかがでしょうか。

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