子供と一緒の小鮎釣りが面白い 釜揚げシラスのエサで入れ食いを堪能
鮎釣りの解禁も次々と始まる6月上旬、気軽に楽しめるシラスをエサにした小鮎釣りを楽しんだ。親子でも気軽に楽しめる、風流な小鮎との遊び方を紹介する。
シラスで小鮎を釣る
夏も近い6月4日、茹でシラスをエサにした小鮎を狙う釣行を行った。いつの頃からか筆者の家に伝わる釣り方だ。
仕掛けは実に簡単。2.5~3m程度のノベザオに、ラインは1号程度であれば種類は何でもよい。その先に小物用のウキ、後は川小物用ハリスのついた1号バリ。そして釜揚げシラス。シラスは茹でてあれば冷蔵庫のあまりものでもなんでもいい。
7cm級が連発
今回釣行した川は伊豆半島の東側に位置する。河口から50mほどとかなり海に近い場所だ。緩い流れの中で、小魚が元気に泳ぎ回っている。
シラスをハリにつけ、その小魚の中にそっと落とすと、群がるように食ってきた。小気味の良い引きで7cmほどの小鮎が釣れた。小魚は全て鮎のようだ。サイズはすべて5~10cm。警戒心も薄く、シラスを競うように食べに来てくれるのが足元でよくわかる。この季節、サイズの食性ならではの釣り方だ。
15cm級鮎も顔見せ
次々と掛かるので、環境の為にも弱らないようにリリースする。サイズアップを狙い、速い流れを狙うと、15cmほどに育った鮎をかけることができた。
子供も楽しめる
これなら子供も楽しく釣れるのではと、後日改めて友人の子供と鮎釣りに出かけた。最初は戸惑っていたものの、なんなく釣り上げ嬉しそうに鮎を見せてくれた。これなら週末に家族で楽しむのもよさそうである。定番ゲストのヨシノボリもたまに掛かり、なかなかの引きとかわいい魚体を見せてくれた。
今後の展望
時期と川の選択で大きく釣果はかわるだろう。鮎のサイズは大きくなれば食性も警戒心もかわるので、解禁間もないころがおすすめだ。今回の釣行は川の選択に恵まれた。側幅の広い河川ではなかなか難しいはずだ。
エサ持ち問題
問題点を挙げるとすれば、シラスの身が崩れやすく、身持ちが悪いことだ。エサの付けかえを頻繁に行うので、どうにか身を硬くできないか今後考えたい。
また、釣り仲間から、アジのたたきをエサにする釣り方も聞いたので、いずれは試してみたいことである。川を大切にするためにも、釣り数を考えつつ、初夏の小鮎釣りを楽しむのはいかがだろうか。
<奥森悠/TSURINEWSライター>
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