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激戦区・新潟で食べるべきカレー10選!著名マニアがおすすめ店を厳選

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その歴史140年以上!カレー先進地・新潟のおすすめカレー【カレー最前線 #20】

カレールーの消費量では全国1、2を争う一大消費地である新潟。おいしい水と米がカレーライスをおいしくするのもポイントですが、そもそも新潟カレーの歴史はとても古いもの。

日本最古の本格的西洋料理店「イタリア軒」が1874年(明治7年)の開業時からカレーを提供しており、今でもその歴史的カレーをいただくことができるのですから。

また近年では、地域振興の要としてカレーが取り上げられる機会も増え、東京に負けないほどオシャレなカレー店も続々登場。ちょっと目が離せないことになっています。

今回は新潟市を中心に、ぜひ訪れるべきカレー店を紹介していきましょう。「え?こんなお店が新潟にあるの!?」とびっくりすること請け合いですよ。

前回の記事はこちら▼

1. 新潟の絶対的名物“バスセンターのカレー” 「名物 万代そば」

地元の人に「新潟でおすすめのカレーは?」と聞けば、100%に近い確率で出てくるのが、新潟民のソウルフードとまで言われる「バスセンターのカレー」。

いただけるのは新潟駅から徒歩7分ほどの場所にある万代バスセンター、その中にある立ち食いそば屋さんです。とあるテレビ番組で、ここのカレーが紹介されてから知名度が全国区となり、一日800食を売り上げるほどの人気になりました。

営業は朝8時から。新潟へ着いたらまずココですよ。

カレーライス 普通

「クセになる」「絶対食べるべき」と新潟民が口々に猛烈プッシュする「バスセンターのカレー」。大盛、普通、ミニから選べるのですが、普通でもなかなかのボリュームです。

ごはんの上にぶっかけられたカレーは、見事に黄色くドロドロ。食べると意外なほどスパイシーで、肉や野菜の旨みがギッシリ詰まっています。不思議とクセになる味わいは、豚骨スープとラードに昔ながらのカレー粉使いによるもの。後半はソースをかけていただくのが通の食べ方です。

レトルトカレーも販売されているのですが、これがなかなかの再現度。大人気につき、あったら即購入すべし!

カレーそば

いくらカレーが名物とはいえ、ここはそば屋。おそばだって絶品です。

特におすすめなのが「カレーそば」。名物の黄色いカレーと、だしの効いたそば汁がマッチし、より和風な味わいで楽しめるんです。

カレーライスはちょっと重たいかな……と感じる日には、このカレーそばでいかがでしょう。

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2. 日本最古の西洋料理店!? 歴史的カレー「イタリア軒」

1874年、サーカス団のコックとして来日したイタリア人ピエトロ・ミリオーネ氏が新潟で開業。当時「新潟の鹿鳴館」と言われた、日本最古の本格的西洋料理店であると同時に、日本初のイタリア料理店とも言われています。

現在は「ホテル イタリア軒」として営業を続けており、1階の「リストランテ マルコポーロ」で、創業当時からの味を受け継ぐカレーをいただくことができます。

チキンとビーフのあいがけカレーライス

創業時からの味を受け継ぐチキンカレーと、コクたっぷりのビーフカレーのお得なあいがけ。

チキンカレーは黄色くどろっとして旨味たっぷり、新潟名物「バスセンターのカレー」にも影響を与えていることが推測される味わいです。一方のビーフカレーは「ザ・欧風」の奥深さ。

そしてさすがは米どころ新潟、ライスがおいしいのもポイントですね。

濃厚焼きチーズケーキ

カレーのあとに食べていただきたいのがこちら。びっくりするほど濃厚なチーズケーキなんです。

ほんの少しつまむだけでホロホロっと口の中で崩れ、ミルキーな味わいが広がります。これはすごい。サイズ以上に食べ応え抜群の逸品チーズケーキ。コーヒーとの相性も抜群ですよ。

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3. 東京の伝説カレーのDNAを新潟で受け継ぐ「ボボ」

東京、神宮前で数多のクリエイターたちが集うカレー店として知られた「GHEE(ギー)」。

ファッションデザイナーのNIGO氏がアルバイトしていたり、村上春樹氏が通ったりと、多くの伝説をもつ「ギー」が2005年に閉店した翌年、厨房で働いていた方が新潟で立ち上げたのが、この「VOVO(ボボ)」です(ギーはその後「BLAKES(ブレイクス)」という名で復活)。

カレーは「ギー」のスタイルを踏襲したスタイリッシュなものですが、「ボボ」独自のアレンジも入り、今や新潟を代表するカレー店と言えるでしょう。2013年には東京に進出し、学芸大学と中目黒にお店を構えています。

2コンビネーションカレー(野菜カレー+ビーフ)

「ギー」といえば2種あいがけ。「ボボ」でもおすすめは、2種コンビネーションです。

カレーは野菜カレー/ビーフカレー/バターチキン/ドライカレーの4種があるのですが、ランチでは野菜カレー+好みのカレー1種というシステム(ディナー時は4種の組み合わせ自由)。

辛いのが苦手でなければぜひ食べて欲しいのが、漆黒でシャバシャバなビーフカレーです。毛穴が開く辛さとガツンとくるクローブの刺激がクセになる、「ギー」譲りの激辛カレーなんです。

一方の野菜カレーは、スパイシーなポトフといった感じの独特なもの。サツマイモの甘さがアクセントです。ピクルスが細かく刻まれた薬味も「ギー」譲り。辛さを和らげるのに役立ちます。

きっちりスクエアに盛られたライス、グラフィカルに配置されたレーズン&アーモンドは「ボボ」独自の美学ですね。

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4. 新潟の珍事!町中華に本格インドカリーがある謎「東来順」

一見普通の町中華、なのに名物は「インドカリー」という謎の人気店、それが「東来順(トンライジュン)」です。

実はこちらのご主人は、かつて新潟市中央区にあった「広東飯店」で修業した方。「広東飯店」の小沼シェフは1964年東京五輪の選手村にコックとして招聘された際、インドからのシェフとの交流でカレーのレシピを習得。自身の店でメニュー化し提供していたそうなのです。

さらに実は、「広東飯店」で修業したシェフによる中華料理店がほかにも2店、三条市の「華園」と五泉市の「鳳龍飯店」。そのいずれもインドカリーを提供しているというのですから興味は尽きません。

しかも、お三方とも「広東飯店」のインドカリーレシピを細かく習ったわけではないため、それぞれの解釈でそれぞれ味わいが異なるインドカリーを提供しているのだそう。3店の食べ比べも楽しそうです。

本場インドカリー

ソースポットに並々と盛られたカレー、オーバルなステンレス皿に日本米のライスと福神漬け。サラダに……チャパティ!

カレー自体はシャバシャバながら、少しとろみがある感じ。なかなかの辛さの中にねっとりした甘みを感じます。ホールのクミン、カルダモンにクローブ、ブラックペッパーもたっぷり入って、ビシバシとくるスパイシーさが素敵です。

インドのような、欧風のような、けれどどこにもなさそうなスパイシーカレーですよ。インドのパン・チャパティはミッシリした食感。カレーをつけていただきましょう。

ちなみに870円の「インドカリーセット」は、小鉢に入ったインドカリーと福神漬けつきライスに中華そばとサラダがついたもの。ソースポットに入ったカレーやチャパティが目当てなら、セットじゃないほうをオーダーしましょう。

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5. 時代のセンスを感じるスパイスカレー「米山咖哩食堂」

新潟というのは不思議な街で、時折「ここは東京?」って思うほど洗練された場所があったりするんです。このお店はまさにそう。

鮨屋を改装した店内はカウンター席、小上がり席とあり、地方のカレー店とは思えないほどスタイリッシュ。

提供されるカレーだって手が込んでいます。チーズキーマ、四川麻婆咖哩麺などバリエーション豊か。その丁寧かつ立体的な盛り付けは、やってきた瞬間「わぁ」と声が漏れるほどの美しさです。

2種あいがけ(骨付きチキンカレー+ドライキーマ)

見てください、このインパクト大の盛り付け!東京でもトレンドになっている「ドライ&ウェット」スタイルのあいがけです。

ライスの頂にドライキーマとゆで卵、その周辺に骨付きチキンカレーの海が広がり、まるで“カレーのモンサンミッシェル”とでもいうべきフォトジェニックさ。

見た目だけではありません。ビーフとポークを合いびきし、極限まで水分を飛ばしたドライキーマはホールスパイスたっぷりの本格派。チキンカレーの肉はなんと、チキンレッグ丸ごと。スプーンでほぐしながらいただきます。

最後はもちろん、ドライキーマをチキンカレーの海に崩し落として、混ぜ合わせちゃいましょう。副菜ひとつひとつも彩り豊かで丁寧な仕上がりで、作り手の愛を感じる素敵なひと皿です。

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6. あの一条もんこさん監修、駅前のスパイスカレー&カフェ「スパイス オン」

「新潟をカレー県に!」をスローガンに活躍する新潟出身のカレー研究家・一条もんこさんが監修、三幸製菓がプロデュースするスパイスカレー&カフェが2021年4月20日、新潟駅前に誕生。

カジュアルな店内でスパイスカレーと、ポテトやフレンチトーストといったカフェメニューがいただけます。広々とした空間でゆったり過ごせますよ。

あいがけカレー2種

スパイシーキーマカレーと濃厚バターチキンカレーの2種類を一緒に楽しめるひと皿。バターチキンカレーは甘さ押しで、カルダモンがふわりと香ります。

スパイシーキーマはトマトの酸味のなかにクローブの存在感が。いずれも辛さは控えめで、誰でもおいしくいただけるでしょう。

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一条もんこさん担当連載はこちら▼

7. 新潟カレーシーンの異端にして最先端「スパイスプッシャー164」

新潟の感度が高い皆さんが口々にその名を挙げるのが「スパイスプッシャー164」。看板もなく、アングラ界隈の方々が集う喫茶店のような店構えに一瞬ひるみますが、大丈夫、怖くはありません。まずカウンターでオーダーしてから、好みの席へとつきましょう。

カレーメニューは日変わりの3種。定番のチキンカレーも日々改良されているようで、メニュー名にはそのバージョンが記されています。

カレー以外の写真は撮影禁止、グルメサイトへの口コミ投稿禁止ということで謎に包まれている部分もありますが、とにかくこれだけは言えます……ここのカレーうまいですよ。

トリプルあいがけ

日々内容が変わるスパイスプッシャーのカレー。この日は「胡麻山椒ポークキーマ」「バラナンコツ」「チキン1.9」の3種。あいがけでオーダーすると、それぞれのカレーの境目とライスの上に副菜がついてきます。

随所に見られるスパイス使いの遊び、それぞれのカレーを堪能したら、最後はぐわーっと混ぜていただきましょう。

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8. ファッショナブルな洋服とカレーのお店「カレー ショップ ビー」

新潟駅北口から徒歩4分、飲食店街から少し離れた場所に登場したカレーのお店です。オープンは2021年10月19日。

1階がカレー屋、2階が洋服屋という、なかなかの変わり種です。店内はかなりスタイリッシュで、カレー屋とは思えないほど。

提供されるカレーはワンプレートではなく、一品一品器に盛られた御膳スタイルながら、メニュー構成はビーフ(牛すじ)、野菜、キーマ、バターチキンという「VOVO(ボボ)」に似たラインアップ。どうやらこちらの店主も、「GHEE(ギー)」で働いていた方なのだそうです。

Triple 3種

御膳スタイルで提供される3種のカレー。野菜カレーにはサツマイモの甘味が効いていて、まさに「ギー」系の味わいです。

牛すじ(ビーフ)は比較的辛さ控えめの旨味押し。キーマは肉が選べるのが面白いところです。この日は「鶏むね肉の挽肉とひよこ豆のカレー」を選択しました。

いずれも辛さは控えめで、「ボボ」や「ギー」系のカレーが食べたいけど辛いのはちょっと……という方にもうってつけではないでしょうか。

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9. ワンダーランドで出会った、気になるカタチのカレー「アナハイマーキッチン」

住宅街に忽然と現れる、日本離れした空気感の建物。その中はヴィンテージのディズニーグッズ、コカコーラグッズがぎっしり詰まった「夢の国」です。

長い長いヒゲを蓄えたマスターもまさに「夢の案内人」のごとし。何から何まで個性的な、新潟の珍スポットです。

Wカレー(Aカップ)

チキンカレーとビーフカレーのW盛り。そして両者を仕切るまぁるいライスのW盛り。白くきれいなお椀型に盛られたライスのてっぺんには紅いクコの実が。その周辺は白胡麻でブツブツした輪が表現されています。

カップはA~Cカップまで選べ、ライスのサイズが変わっていきます……特に何かを模したということではないそう。もし何かに見えたとしたら、それはあなたの心の問題。

濃い色のビーフカレーは限りなくなめらかで、まさに「カレーソース」。牛肉は具材というよりほぼカレーに溶け込んでいます。辛さよりも塩味強めなのでライスが進みますね。黄色っぽいチキンカレーはやさしく食べやすい味わい。

それにしてもこれで600円とは、円の相場がほかとは異なるようですね。

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10. 前代未聞!? 駄菓子ともんじゃとスパイスカレー「天狗商店」

商店街にはためく「駄菓子」「スパイスカレー」ののぼり。ここは世にも珍しい、駄菓子ともんじゃ焼きとスパイスカレーのお店なんです。ずらり並ぶ駄菓子の棚の脇には、レトロなゲーム機や山積みのボードゲームも。

お店奥のお座敷ではもんじゃ焼きを、そして手前のテーブル席ではスパイスカレーをいただくことができます。

まったくもって不思議なコンセプトですが、地元の皆さんや子どもたちにも愛されているようですよ。

2種あいがけカレー

こちらのレギュラーカレーは「グリーンカレー」「レッドカレー」「イエローカレー」の3種。こう聞くとタイカレーかなと思うのですが、違うんです。

この日の「レッドカレー」はビーツで赤く染まったチキンカレー。見た目に反して辛さ控えめで、さらりといただけます。「グリーンカレー」のベースはほうれん草。コリアンダーシードにマスタードシード、ブラックペッパーといったホールスパイスがザクザク用いられています。

もうひとつの「イエローカレー」は豆カレーで、これが一番辛口設定なのだそう。

クラフトコーラ

※カレーとセットで150円(税込)

東京でも静かなブームが来ているクラフトコーラ。こちらのお店の自家製コーラはスパイスやフルーツを用いており、爽やかスイートな仕上がりです。カレーの前にもあとにもぴったりですよ。

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一度は食べてほしい、新潟の極上カレー

歴史ある名物カレーから、東京に負けないほど洗練された最先端カレーまで、新潟カレーの幅広さに驚いた方も多いのではないでしょうか。

米やお酒、海鮮もおいしくていろいろなご当地グルメがある新潟ですが、そこに「カレー」という選択肢もぜひ加えてくださいね。

※ 記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。

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