市川團十郎・ぼたん・新之助、親子三人が共演する公演『伝承への道』の開催が決定
2024年7月・8月に「市川團十郎・ぼたん・新之助 成田屋親子『伝承への道』」公演を、関内ホール、水戸市民会館 グロービスホールと観世能楽堂にて開催することが発表された。
今回の公演は昨年3月に開催し、大好評の内に幕を閉じた公演の第二弾。
素顔での親子三人のご挨拶から始まり、市川ぼたんが『羽衣』、市川新之助が『猩々』と、それぞれ初役に挑む。そして、『素襖落』は、狂言を題材にした大らかな笑いに満ちた作品で、今回市川團十郎は狂言の扮装を用いるため、貴重な演出となる。
他の公演では中々観ることのできない親子三人での共演を楽しみにしよう。
十三代目市川團十郎白猿 コメント
十三代目市川團十郎白猿を襲名させていただくにあたり、「伝統の継承、未来へ」というものが一つのテーマとして私の使命だと考えております。
私一人が頑張っても芸能は繋がっていかず、やはり子どもたちや若い世代に活躍してもらわなければ、伝統芸能の未来が見えなくなってしまいます。
ぼたんと新之助が名前を受け継ぎましたので、いよいよ本格的に「伝承への道」を切り拓いていきたいと、前回に引き続き、今回第二回目の公演を開催させていただくことになりました。
お客様と一緒にこの道を歩んでいけたら嬉しいです。