【実録】知人女性に「渡したいものがある」と東京ミッドタウンに呼び出されたのでノコノコ行ってしまった結果 → 地獄だった話
数日前の話だ。知人の女性から突然「渡したいものがあるので会いませんか?」と連絡が来た。指定されたのは六本木にある東京ミッドタウン。
震えるほど縁のない場所であるが、会いたいと言われたら悪い気はしない。私(あひるねこ)は彼女の誘いに二つ返事でOKし、待ち合わせ場所のミッドタウンに駆け付けた。
・無関係すぎる
東京ミッドタウンがいつ開業したかご存じだろうか? 答えは……なんと2007年である。そう、約18年前なのだ。にもかかわらず、私はミッドタウンに入った記憶がほとんどない。
そもそもここは何のための施設なのか? ミッドタウンと聞くと、FF7に出てくる魔晄都市「ミッドガル」を思い出してしまうため、いまだにちょっと怖そうなイメージがある。恐る恐る中へ入っていく私。
すると……
伊勢丹の紙袋を持った女性(以下Nさん)が私を待っていた。渡したいものってそれですか? ミッドタウンに伊勢丹……なんだか無駄に高そうだぞ。ええんか? そんなんもらって本当に大丈夫なんか!?
気になる中身は……な、何ィィィィ!?
エ、エナジードリンクだとぉ!?
エンナァジイイイィィィッッ! みんなエナってるか? 久しぶりだな。エナジードリンクをこよなく愛する男、エナジーマンだ!! エナドリのことなら俺に任せておけ! エナエナッ!!
なんでもNさん、エナドリを愛する俺のため、海外の珍しい商品をわざわざ買ってきてくれたらしい。マジかよ! ありがとエンナァジイイイィィィッッ!! たしかに見たことないエナドリだな……
つーか『HELL(地獄)』てオイ! 物騒すぎるだろ! 何ちゅう商品名だよ!! これは詳しく調べてみる必要がありそうだ。
というワケで早々にエナジー帰宅。いつも通りエナジーサーチから始めていきたい!
※説明しよう! エナジーサーチとは、エナジーマンが容器の成分表示をただ眺めることである!!
・サーチ結果
エナエナ(ふむふむ)。どうやらこの『HELL』はハンガリーのエナドリブランドらしい。F1にも参入しており、2018年にはあのブルース・ウィリスをアンバサダーに起用。ヨーロッパとアジアを中心に販売しているようだ。
Nさんはこのエナドリをギリシャで購入したらしく……
缶の成分表示はほぼギリシャ語で書かれていた。こんなもん分かるワケねぇだろ!
そこでGoogleレンズの翻訳機能を使ってみたところ……
・地獄
不意打ちすぎてちょっと笑ったぞ。改めて容赦のない商品名である。さて、含まれている成分は一般的なエナドリとあまり変わらないようだ。
カフェイン量は100mlあたり38.4mg。これはレッドブル以上、モンスターエナジー以下の数値である。悪くはないが、名前の割に大人しいかなというのが正直な印象だ。その倍くらい入っててもいいんだぜ?
グレープやスイカといった果実系フレーバーの中から俺が選んだのは『ストロング アップル』。さっそく飲んでみよう。
グビエナ! グビエナ!!
エナエナ(なるほど)、一言で表すならアップルシロップである。果汁感やみずみずしさとは無縁。いかにも海外製飲料らしい甘ったるさが特徴だ。
とはいえ、リンゴらしい酸味もしっかりあるので、飽きることなく最後までおいしく飲むことができたぞ。エナドリとしてはかなり飲みやすい方なんじゃ……と書いたところでふと思った。
全然地獄じゃねェェェェエエエエ!!
・悪質なタイトル詐欺
ちょっと待て! なんで無難にウマいんだよ!! そこはもっと地獄っぽい味であれや! やる気あんのかコラァァァァアアアア!!
わざわざ買ってきてくれたNさんには大変申し訳ないが、結論としては『HELL』はまったく地獄じゃなかった。だからといって天国でもなかった。フツーだった。極めて平凡なエナドリであった。
俺としてはむしろミッドタウンの方が怖かったぞ。地獄よりも恐ろしい場所、それが東京ミッドタウンなのである!
というワケでNさんに感謝しつつ、今回はここまでにしたい。また次回の検証で会おう。エンナァジイイイィィィッッ!!
執筆:エナジーマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:Googleレンズ(iOS)
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