神奈川保護司会 非行・犯罪のないまちに 東神奈川でキャンペーン
非行や犯罪のない社会を目指す「社会を明るくする運動」街頭キャンペーンが7月19日、東神奈川駅周辺で行われた。
同運動は法務省が提唱するもの。全国各地で行われており、今年で74回目となる。同運動強調月間・再犯防止啓発月間である7月に合わせて、神奈川保護司会(中野重哉会長)がキャンペーンを主催。同会のメンバーのほか、鈴木茂久区長や神奈川警察署の署員らも駆けつけた=写真。
当日は、更生保護ボランティアなどに関するパンフレットやウェットティッシュなどが入ったオリジナルの啓発グッズ約540個を、通行人らに配布して啓発活動を行った。鈴木区長は「74回活動を続けてこられたのはここにいる皆さんのおかげ。非行・犯罪の防止や立ち直り支援には地域の協力は欠かせない」と話し、活動への感謝を口にした。
滋賀県大津市では5月、保護司の男性が殺害され、この男性が更生支援していた保護観察中の男性が殺人容疑で逮捕される事件が発生。5月に会長に就任した中野会長は、「事件は大きな衝撃だったが、更生を支える保護司の活動は不可欠なもの」と話す。神奈川保護司会では39人が活動している。「一緒に乗り越えていくという思いで活動している。再チャレンジできる社会のためにはそれを受け入れる環境が必要。これからも普及啓発活動に努めてきたい」と思いを語った。