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広域観光「ブラッシュアップを」 地図完成、勉強会開催で活動に勢い

タウンニュース

散策絵図を手に説明する原さん

広域観光のきっかけとなる1枚の地図が昨年販売された。相模原市の旧津久井4町から道志川、桂川(相模川)を上り富士山までのエリアを1枚にまとめた「奥さがみ・道志・桂川散策絵図」。企画したのは相模原商工会議所の副会頭を務める原幹朗さん(北辰企業株式会社/代表取締役)。広域観光へ向けた昨年の動きとこれからについて話を聞いた。

そもそものはじまりは、数年前に原さんが相模原商工会議所の飲食宿泊部会の担当になったこと。相模原の観光振興を考える中で、このエリアの魅力と首都圏からの近さ、先には富士山がある特徴に「大きな強みがある」と再認識した。「丹沢、奥多摩、高尾の間にある山塊を中心としたこのエリアは道志川、桂川とともにクローズアップできる。それを皆さんにお伝えする際にこのエリアの地図がなかった」と地図の作成に着手していった。

この地図には県内の相模原市、愛川町、山北町、清川村、東京都八王子市、山梨県上野原市、大月市、都留市、富士河口湖町、西桂町、道志村、忍野村、山中湖村の5市4町4村が描かれている。「地図ができあがったのがまず大きかった」と振り返る。

そして、原さんらが発起人となり、昨年の11月には広域連携協議会が発足し、上野原市で初となる「奥さがみ・郡内広域連携事業勉強会」が開催された。当日は地域の有志、行政関係者らが60人ほど集まり、連携事業の在り方や地域づくりなどについて意見交換、見識を深めた。「山や川を主役にゾーニングしたが、それぞれに土地柄や歴史がある。互いに足し算、掛け算していけば、何度でも来たくなるようなエリアになる。それを全体でブラッシュアップしていきたい」と意欲を見せる。

各分野ごとにも

今年は、引き続き親睦会や勉強会の開催を念頭に置く。そして、地域ごとのネットワークだけでなく、自転車やグランピング、トレッキング、キャンプといった各分野のブラッシュアップについても同時に考えている。

「例えば、富士山へ向けての新しい縦走路があるといい。相模原エリアのキャンプ場は下流域にあり、サウナができるかもしれない。サウナ好きな人はすぐに川に入りたいという人もいるので、そこに相模原のキャンプ場のアドバンテージがある。数多くあるキャンプ場もこのボリューム感を生かしたら他にはないものが生まれる。道志山塊は低山だし、その両側の桂川、道志川沿いを歩くのもいい。ただ国道413号はバイクが多くて交通量も多い。歩く道は別にしないとダメかなと思う」と構想が浮かぶ。

「こんな風にいろいろな新しい動きをそれぞれが話し合いながらつくっていければいい。ただ、全てがいっぺんにできるわけではない。一つ一つできることから取り組んでいきたい」

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