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誤った犬情報?しっぽを振るのは嬉しいときだけなの?

いぬのきもちWEB

散歩する柴犬

犬を飼い始めたばかりのころは知らないことも多く、その情報が本当に正しいのかどうか、わからない場合もあるでしょう。

この記事では、「飼い主さんがよく惑わされてしまう誤った犬情報あるある」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

「誤った犬情報あるある」9つ


散歩する柴犬


——犬を飼い始めたときに惑わされがちな誤った情報について、よくあるものはなんですか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「ここでは、実際に飼い主さんたちを見ていて『勘違いしているな』と思えるものを紹介します」

①「小型犬は散歩をしなくてよい」と思っている


獣医師:
「小型犬は散歩をしなくてもよいと聞いたことのある飼い主さんがいるようですが、小型犬であってもお散歩をさせて、運動をさせたり社会化につながる刺激を与えることは大切です」

②「犬は歯磨きをしなくてもよい」と思っている


獣医師:
「人の口内環境と異なり、犬の口内環境はアルカリ性に傾いているので、虫歯ができにくいと言えます。ただし、歯磨きをしていないと歯石が溜まりやすく、歯周病にかかりやすくなります。理想は毎日の歯磨きですが、2~3日ごとでも習慣にすることで十分な効果は望めます」

③「犬は肉食だから生肉を与えてもよい」と思っている


獣医師:
「犬は肉食に近い雑食動物です。愛犬に生肉を与えている飼い主さんを見かけることがありますが、食中毒や寄生虫疾患の原因になるのでやめましょう」

④「おやつは袋の表記通り与えてよい」と思っている


見つめるチワワ


獣医師:
「表記通りのおやつの量を与えた場合、なかには人間に換算するとハンバーガー1個分のカロリーに値するものもあります。おやつの量の目安は1日のフード量の10%ほどなので、与えすぎないようにしっかり量を測りましょう」

⑤「犬はみんなドッグランやお散歩が好き」と思っている


獣医師:
「犬の性格もさまざまですし、社会化の度合いも個々によって異なります。臆病だったり神経質な気質があったり、犬同士の関わり合いの経験が少ないなど社会化が乏しい犬などでは、ドッグランやお散歩が得意でないコもいます。

とくにドッグランはさまざまな犬が集まり、それぞれが思い思いに行動する場所なので、社交的でない犬にとってはあまり心地の良い場所とはいえないかもしれません。

愛犬が楽しんでいない様子であれば、まずは日常のお散歩から少しずつ慣らすなど、無理せずステップアップで慣れさせてあげましょう」

⑥「犬はオスワリやトイレなどをすんなり覚える」と思っている


獣医師:
「オスワリやトイレなどを習得するまでの時間は、個体差があります。また、一度覚えても何らかの理由でできなくなることもあります。背景には、犬の何らかの気持ちが隠れています。愛犬の気持ちに寄り添いながら丁寧に取り組み、根気よくトレーニングを行いましょう」

⑦「犬があくびをするのは眠いから」と思っている


獣医師:
「起き抜けなどに犬があくびをすることもありますが、ストレス反応としてあくびをすることもあります。たとえば、動物病院の診察台であくびをする場合には、緊張によるストレスが起因しているのかもしれません」

⑧「犬がしっぽを振るのは嬉しいときのみ」と思っている


獣医師:
「喜びの感情をしっぽの動きに乗せることもありますが、警戒心を抱えながらしっぽを振るときもあります。しっぽを下げてゆっくり振っている場合や、表情に警戒心が感じられる様子であれば、そのあと攻撃に移る可能性もあるので、慎重に対応したほうがよいでしょう」

⑨「ネットの情報は正しい」と鵜吞みにしている


獣医師:
「ネットの中にはさまざまな情報がありますが、なかにはあまり一般的でない情報を誇張して載せていたり、誤った情報であることも多々あります。また、必ずしもネットの情報が愛犬の状況と一致するわけではない場合もあるでしょう。

とくに病気に関しての情報は、獣医師が発信しているものなどの信頼性の高い情報を参考にするようにしたり、心配な場合はかかりつけ医に相談してみることをおすすめします」

くつろぐ秋田犬


とくに病気に関することは、愛犬のためにも、気になることがあればかかりつけ医に聞いてみるほうが安心でしょう。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ

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