芦ノ湖ボートフライゲームで大型トラウト好打 今年最大75.5cmも浮上
解禁から1カ月が経過した神奈川県足柄下郡箱根町にある芦ノ湖。4月に入っても好調に釣れている。4月上旬から中旬の私の釣果を報告したい。
芦ノ湖で良型トラウトを釣る
今年は水位は低いままで、例年と釣れるポイントが微妙に違う。それでも例年より大きめの魚を放流したのだろうか、70cm超級のニジマスや60cm超級のブラウントラウトが連発している。
4月2日(土)は、元箱根のボート店から出舟し吉原窪を探る。開始から30分ほどでガツン、クネクネ。一気に間合いを詰めて、1分かからずランディング。恩賜公園側の浅場でマイクロゾンカーにヒットしたのは、59.5cmのニジマス。しかし、その後はアタリすらなし。一時、チビマスに遊んでもらったが、午後も厳しい状態が続く。夕方に50cmに少し足りないニジマスを釣って納竿し、釣果は5尾。
52cmブラックバス登場
9日(土)も元箱根から出舟。この日は、朝からバラシ2連発。1本目は係留用ロープに巻かれて、最後はプッツン。2本目はロープ下に潜られた末に爆走。最後は、沈んだボート下に逃げ込まれラインブレイク。
当日はいいところなく35~45cmを5尾のみ。そして、この日の主役はブラックバス。40cm前後を3尾釣った後、最後は52cmのグッドコンディション。ブラックサタデーの一日となった。
良型ブラウン&イワナ快引
翌10日(日)は湖尻から出舟。今もっとも釣れているキャンプ場前から早川水門に入ったが、陸っぱりもボートもずらりと並んだ超満員。移動もままならず、40cm前後のニジマスを4尾釣ったところで早々に退散。
そこで、樹木園を目指してハーリングを始めると、神宮で54.5cmのニジマス。そして、樹木園から九頭龍をウロウロしながらダウンショットゾンカーで探っていくと、仏ヶ崎で重量級のアタリ。
姿を見せたのは、銀毛化した63.5cmのネイティブブラウン。さらに、九頭龍沖の水深18.5mの場所からは55cmのヒレピンのニッコウイワナ。ややスリムだが、紫色を帯びた魚袋がきれい。小~中型のニジマスもポツポツと釣れ、数・型ともにまずまずの釣果だった。
ルアーをくわえたニジマス
16日(土)は元箱根から出舟し吉原窪を探る。この釣り場がいいのは、窪地であるため風除けになること。当日の朝に選んだのは船道の深場。水深は6~7mで、至る所にボートなどが沈んでいる。
まずは30cmに満たないニジマスが3尾。10時ごろに40cm半ばを2尾釣った後、ガツンときたのは64cmニジマス。40cm半ばのニジマスがフライを追ってきたのだが、横から引ったくるように食ってきた。口には9cmミノーが付いていた。
10分後にも重量級のアタリ。と同時に爆走され、遠方でジャンプされラインを切られた。目測で50cm後半のニジマス。フライを飲まれていたかもしれない。
今年最大の75.5cmビッグワン浮上
14時すぎ、小さなアタリの後に重量級の魚信。この魚も右に左にと大爆走。ロープに注意を払いながら何とか走りを止めて寄せるとデカい。いかつい顔の婚姻色の出たオスのニジマス。徐々に弱らせながら10分かけてランディング。ややスリムだが、尾ビレの大きな75.5cmで今年最大の1尾。この魚の口にもルアーが付いていた。夕方にも60cm超級がヒットしたが、フッキング不十分だったか10秒ほどでフックアウト。
当日の釣果は9尾。そのうち4尾がルアーをくわえていた珍事が起きた。
70cm超級の大型から40cm半ばの元気印まで、かなりの魚が残っているので今後も面白いと思う。水温が10度を超えてきたので、ネイティブな魚も徐々に浮いてくると推測される。サクラマスやコーホなどの銀毛化魚種がやや低迷気味だが、これらも水温の上昇とともに釣果が出てくるものと期待できる。
<週刊つりニュース版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年5月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post芦ノ湖ボートフライゲームで大型トラウト好打 今年最大75.5cmも浮上first appeared onTSURINEWS.