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犬は『飼い主の表情』から気持ちを読み取れる!優れた能力と日頃から配慮すべきことまで

わんちゃんホンポ

犬が「飼い主の表情」から気持ちを読み取る優れた能力とは

『犬は人の笑顔と怒った顔を区別することができる』ということが実験によって実証されています。人の笑顔に対しては犬が好意的な感情を示し、人の怒った顔には犬が否定的な感情を示した、としています。

愛犬が顔をジッと見つめている時、飼い主が笑顔を向けるとしっぽを振ったり、嬉しそうに微笑んだりすることがありますよね。また、愛犬がイタズラをしている時、飼い主がムスッとした表情で見つめると、そっとイタズラをやめることもあります。

このような時には(ああ…表情を変えるだけで気持ちが伝わるんだな)と感じられますよね。

表情だけでどれくらい気持ちを伝えることができるのか知りたい時は、愛犬とアイコンタクトをしながら、声を出すことなく、身振り手振りすることなく、ただ表情だけで気持ちを伝えようとしてみてください。

伝えたいこととは正反対の反応が返ってくることもありますし、意思疎通ゲームをしているような感覚で楽しんでコミュニケーションしてみるとよいと思います。

飼い主として日頃から配慮すべきこと

では、飼い主の表情を読み取れる犬と一緒に暮らしていく中で、日頃から配慮すべきこととは一体どのようなことなのでしょうか。

愛犬に対して「怒」の表情を向けない

もしも犬が飼い主の表情から気持ちを読み取ることができたとしても、「怒」の感情が何による感情なのか、誰に向けられた気持ちなのかまでを犬が理解することは難しいでしょう。

愛犬のことで怒っているわけではないのに、怒った表情から気持ちを読み取った犬は、(私のことを怒っているんだろうか…?)と、不安になってしまうのではないでしょうか。

常に飼い主が怒った表情でイライラしていたら、その間ずっと犬はストレスを抱えることになるのと思います。

外での出来事で沸いてしまった怒の表情や気持ちは、玄関の外で払い落としてから愛犬に「ただいま!」と笑顔で言えるように心掛けたいですね。

たくさん笑顔を向けてあげる

海外で行われたとある研究の報告では、『「笑顔の人」「怒った表情の人」「恐怖の表情の人」「悲しみの表情の人」、それぞれの写真を犬に見せた時、「笑顔」の写真を見せた時にのみ犬の脳の活動量が増した』とされています。

つまり、飼い主の笑顔を見た時、犬の感情もポジティブに働くということなのだと思います。

愛犬にたくさん飼い主の笑顔を見せてあげてください。笑顔を向けた時の愛犬の表情や感情の変化にも注目してみてください。きっとお互いが幸せな温かい気持ちになると思います。それが笑顔の力です。

まとめ

犬には飼い主の表情から気持ちを読み取ることができる優れた能力がある!ということは、様々な研究によって証明されているものの、その仕組みは未だに謎が多く、明確ではありません。

ただ、愛犬と暮らしていると、(表情から気持ちを読み取っている!)と感じられることが多々ありますよね。

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