「タイの塩釜焼き」は家でも簡単に作れる? ハレの日にぴったりのお祝い料理【いいさかなの日】
11月3日から7日は、水産庁が定めた<いいさかなの日>。水産物消費の拡大を目指す取り組みです。
そこで、普段は作らない特別な魚料理として、ハレの日の定番「タイ(マダイ)の塩釜焼き」に挑戦しました。
子どもの百日祝いで行ったお食い初めでは、すでにできあがったものを購入したので、自分で作るのは初めて。「本当に家でも作れるの?」という不安も感じつつ、実際に調理してみました。
お祝いの定番「タイの塩釜焼き」ってどんな料理?
タイの塩釜焼きは、マダイ1尾を贅沢に塩で包み込んで、蒸し焼きにした料理のことです。
簡単なレシピのものであれば、タイと塩、昆布、卵白だけで作れるため、とてもシンプル。
タイ(マダイ)という魚自体、古くから縁起の良い魚といわれていることもあり、「タイの塩釜焼き」もハレの日に作るのにピッタリです。
「タイの塩釜焼き」材料と作り方 実際に作ってみた
タイの塩釜焼きに使う材料は、マダイ1尾のほか、昆布2枚、塩釜を作るために塩(500g程度)と卵白2個も用意しましょう。
お好みでネギやショウガなどお好みの薬味もあると良いです。筆者は、香りづけのためにハーブも加えました。
まずはマダイの下処理をします。ウロコやエラ、内臓を取りよく洗いましょう。
処理を終えたら、内臓があった部分に野菜やハーブなどお好みの材料を入れてください。
次に塩釜を作ります。塩と卵白を混ぜ合わせて、まとまるくらいの硬さにします。最後に、マダイと塩の間には昆布を挟んで、塩で覆いましょう。
筆者が買ったマダイはサイズが大きかったため、塩500gでは尾まで覆いつくせませんでした。塩の量は魚のサイズを見て調整するのがおすすめです。
200℃に予熱したオーブンで30分ほど焼けば完成です。
お祝い気分を高めてくれるタイの塩釜焼き! 家族の反応は?
塩釜は思っていたより硬くて割るのに力が必要でしたが、マダイの顔が見えると歓声が上がるほど大盛り上がり。
いざ、身の部分を食べてみると──塩焼きでは再現できない身のふっくら加減がたまりません。
しっかりした塩味と昆布の旨味がマダイの甘さに寄り添い、まさに絶品です! 家族全員で夢中になって味わい尽くしました。
意外と簡単!シンプルに作れて華やかに食卓を彩れる
マダイの塩釜焼きは見た目が華やかなので、手間がかかるかと思いきや、実は作り方はかなりシンプル。調理時間も、オーブンで焼く時間を含めなければ約10分ほどでした。
11月3日~11月7日の<いいさかなの日>期間中やお祝いの日に、ぜひ挑戦してみてくださいね。
(サカナトライター:井村詩織)