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黒木華『ウェンディ&ピーターパン』取材会「女性はこうあるべきという姿に疑問を持って描かれた」新たな“ピーターパン”

エンタステージ

2021年8月13日(金)より上演されるDISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』。その取材会が行われ、中島裕翔(Hey! Say! JUMP)と共に主演を務める黒木華が取材に応じた。

本作は、イギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーによる世界的傑作『ピーターパン』の小説版を、ロンドンで注目の若手作家で演出家でもあるエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案した作品。2013年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの新作として上演され、大きな話題を呼んだ。

今回の公演は、日本初上演となり、ロンドンでの初演・再演の演出も務めたジョナサン・マンビィが演出を担当。黒木は、2016年に上演された『るつぼ』でも、マンビィ氏の演出作に出演している。

ウェンディを演じる黒木は「(演出の)ジョナサンとまたご一緒できるのが嬉しかったですし、みんなが知っている夢のある作品を新しい形でやれるというのも刺激的だなと思いました」と本作に出演が決まった時の思いを語る。これまで「ピーターパン」といえば「ディズニーのピーターパンの印象が強く、タイツを履いた少年が空を飛んでいる子どものための物語であり、夢の世界に誘われるイメージだった」というが、本作の戯曲を読み「エラさんが女性の社会的な立場や成長に注目し、女性はこうあるべきという姿に疑問を持って描かれた作品になっている」と新たな視点を感じたそう。

演じるにあたっては、「ウェンディがどう成長していくかという過程を見せていくことが大事」と話し、「稽古をしていて思うのは、ウェンディは壊れかけた家族を、自分がなんとかしないといけないと思っている。ネバーランドに着いてからもその思いは持ち続けていて、それをどう打開するかがウェンディのテーマになっている」と分析していた。

ピーターパン役の中島とは本作が初共演。稽古を通して感じた中島の印象を聞かれると、「とても真面目で素直な方なんだろうと感じます。身体能力が高く、殺陣やフライングなども一発で覚えてしまうんです。そういう身体能力も含めてピーターパンにぴったりだと思います」と絶賛した。

今作では、黒木もフライングに挑戦。「飛びながらお芝居をしたことがなかったので、大変ではありますが、楽しいです」と笑顔を見せる黒木は、本作の見どころについて、改めて「全部面白いです(笑)。今回、見どころがたくさんある作品だと思います」とコメント。

そして、「人間模様を描いたストーリーに加え、フライングや殺陣といった見た目の派手さもある作品です。衣裳や舞台装置もイギリスのスタッフの方々とのコラボレーションでできた素晴らしいものになっています。お子さんだけでなく、大人の方にも楽しんでいただけるよう、頑張ってお稽古をしています」とアピールした。

また、本作は緊急事態宣言下での上演となるが、「コロナ禍だからこそ、舞台やエンターテインメントの力を私は信じたいし、信じています。手放しで、遊びにきてくださいとはいえない状況ですが、こんな時だからこそ、皆さんの心に残る舞台をお見せしたいと思っています。日常を忘れられたり、いろいろな登場人物に思いを馳せたりできるのが舞台空間だと思うので、それを楽しんでいただけければ」と呼びかけた。

DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』は、8月13日(金)から9月5日(日)まで、東京・Bunkamuraオーチャードホールで上演。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

黒木華・中島裕翔W主演

DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』公演情報

上演スケジュール

2021年8月13日(金)~9月5日(日) Bunkamuraオーチャードホール
※政府の判断によるイベント収容率に基づき、販売座席を決定
※最前列は2列目(1列目は感染症対策のため売止め)

スタッフ・キャスト

【作】エラ・ヒクソン(J.M.バリー原作より翻案)
【翻訳】目黒条
【演出】ジョナサン・マンビィ
【美術・衣裳】コリン・リッチモンド

【出演】
黒木華 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
平埜生成 前原滉 富田望生 山崎紘菜
新名基浩 田中穂先 中西南央 下川恭平 本折最強さとし 井上尚 坂本慶介 保土田寛
宮河愛一郎 原田みのる 乾直樹 近藤彩香 浜田純平 渡辺はるか
玉置孝匡 石田ひかり
堤真一

【公式サイト】https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/21_WPP/

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