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元釣具屋店員が選ぶ【ちょっとお高いけど買ってよかった釣り関連アイテム3選】

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糸の巻き替えに便利な高速リサイクラー(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

釣りの楽しさを最大限に引き出すためには、信頼できるアイテムが欠かせない。今回紹介するのは、「ちょっと高いけど、買ってよかった釣り関連アイテム」。少し高価ではあるものの、その価値を実感できること間違いなし。釣りをもっと快適に、もっと楽しくするための投資として、ぜひ検討してみてほしい。

第一精工 ノットアシスト2.0

釣り人なら何かとお世話になることの多い第一精工から出ているFGノットの結束をアシストする器具。某大手通販サイト等では3000〜4000円で売られている。

FGノットの結束は上手な人なら何も使わなくても自分の手だけで結束できるので、上級者には必須アイテム……ではないのだが持っているとなにかと便利なアイテムだ。

第一精工ノットアシスト(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

特に重宝するのがナイトゲームの時や、極細PEを使っている時、風が強い時等のタイミングだ。PEの両端をしっかりホールドしてくれ、一定の荷重を加えてくれる。結束の途中であってもリーダーを仮止めすれば手を放して他の事をすることができる。

極細PEは手のささくれにひっかかるだけでも傷が入りがちなので綺麗に結べるこの器具を使うメリットはあるだろう。注意点として、あまりに太いPEの結束はできない。メーカーの指定は6号までなので、それより太い糸を結びたい場合はPRノットにするなどしよう。

初心者にとってFGノットはひとつの超えるべき壁だが、こちらを使えば最初の手順とコツを覚える必要はあるが簡単にFGノットが組めるようになるはずだ。

充電式ヘッドライト

子供の頃はヘッドライトと言えば単三電池3~4本をいれたオレンジ色の光を放つものであった。電池切れも考慮し予備の電池も道具箱に仕込ませ夜釣りに行っていたが、時代は進み充電式のものが多くなってきた。

現在愛用のもの(赤いモデル)は4年前に購入したものだが、いまだに現役。車に乗せっぱなしで、充電はシガーソケットから行っているので、4年分の乾電池代の節約になったといえよう。白い方のモデルは廃盤品で、7~8年前に買ったものだ。しかしまだ十分使用できるので、非常用やメインライトを忘れた時用として使用している。

充電式ヘッドライト(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

これだけ長持ちしてくれるので、買うならなるべく上位機種をおすすめしたい。上位機種になるほどに最大照度(ルーメン)が強くなる。大は小を兼ねる理論である。眩しすぎる場合はディミング機能と呼ばれる照度を調整し記憶させる機能が付いているので自分で好みの照度に調整できる。

第一精工 高速リサイクラー

リールに巻かれたラインを高速で巻き取ることが出来る。また、リサイクラーに新品のラインを付けてリールに糸巻きをする際にも使用する。この製品の良い所は、リールに糸巻をする際にしっかりと負荷が掛けられる点だ。

負荷のかかっていない状態で糸巻をしてしまうとエアノットやバックラッシュの原因となる。それを防止するためにも、家で糸巻をする際はこちらを使うのをお勧めする。

釣具店で糸巻を依頼した場合も同様に負荷を掛けながら巻いてくれるのだが、同じことを家でできるようになるので、わざわざリールを釣具店に持ち込まなくても良くなる。

高速リサイクラー(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

釣りに足しげく通っていると、ラインはいずれ根掛かりやノット結束のし直しで減ってきて、スピニングリールの場合はエッジのキワから凹んでくる。

リールエッジのキワとラインの巻かれている部分の段差が大きくなると抵抗になり、飛距離が落ちる。この場合は高速リサイクラーで一度ラインを全て引き出し、安価なナイロンラインなどをした巻きに追加してメインラインを巻きなおすことで解消できる。

また、ラインの上下を入れ替えることもできる。空のボビンを2つ用意し、一度リールに巻かれている糸を全てボビンに巻き取る。巻き取ったものをさらに空のボビンに巻き、それをリールに巻けばラインの上下が入れ替わる。

基本的にリールに巻いたラインの下の方はほぼ未使用状態のままなので、入れ替えることでラインの寿命が2倍になるのだ。これをするだけでかなり経済的で、PEラインで2シーズン分もやればリサイクラー代の元は取れるだろう。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>

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