横浜ファッションデザイン専門学校 学生がアイドル衣装を制作 貴重な経験でスキル磨く
服飾のプロを目指す学生が現役アイドルと相談しながら衣装を一緒に制作する特別授業が8月30日、横浜ファッションデザイン専門学校=鶴見中央=で行われた。
アイドルの衣装制作を通じて様々な経験やスキルを積んでほしいと同校で昨年から行われている授業。現役のアイドルグループ「wqwq」と「.SHAR-LiE」が実際にライブで着る衣装の制作を担当し、今春からデザイン案について両グループと何度も相談。
ジャケットやブラウスのデザインを担当した同校2年の森下華さんと秋山百花さんは「ダンスで動きやすいよう、体と衣装が一緒に動かせるデザインに」「可愛らしいフリルをつけたい」などメンバーの意見も聞きながら、デザインに細かな工夫を重ねた。
その後、授業の中でパターン製作や服飾造形などを行い、この日はいよいよフィッティングを迎えた。
両グループから6人が参加し、実際に衣装を着てデザインや着心地を確認。「素敵」「かわいい」など反応も良く、学生たちは衣装の細かな調整にも真剣に取り組んだ。
今回制作した衣装は、実際のライブでも着用される予定。森下さんは「実際に着てもらって動いているだけで感動した」と話し、秋山さんは「自分で考えたデザインが採用されて本当に良かった。嬉しいです」と笑顔で語った。