え、こんなところに古墳!?神戸・灘区『西求女塚古墳』で気軽に歴史さんぽ 神戸市
兵庫の古墳といえば『五色塚古墳』(神戸市垂水区)を思い浮かべる人も多いはず。神戸・灘区にも、ふらっと立ち寄れる“身近な古墳”があるのをご存じでしょうか。
阪神「西灘駅」から徒歩4分。住宅街の中にひっそりとたたずむのが『西求女塚古墳』(神戸市灘区)です。普段は近隣住民の憩いの場として親しまれているこの場所、実は古代の歴史を今に伝える貴重なスポットでもあります。
同園にある古墳は、3世紀後半に造られたとされる前方後方墳(ぜんぽうこうほうふん)です。「灘百選」にも選ばれており、三角縁神獣鏡7面をはじめとする副葬品が出土。平成17年3月には国の史跡に指定されています。
中には案内板も設置されています。古墳の大きさは全長約95メートルで、「前方後方墳」とよばれる珍しい形をしているのも特徴。
中国製の鏡や鉄製の剣、刀などが納められていたことから、古墳時代初期(3世紀後半〜4世紀初頭)に築かれたと考えられており、当時この地域を治めていた有力な豪族の墓だったとみられています。
平成4年度からは大がかりな発掘調査が行われ、このときに“卑弥呼の鏡”ともいわれる三角縁神獣鏡が多数発見されたのだとか。
この場所から副葬品が出土しており、何気なく歩いている足元に古代の歴史が重なっていると思うと、不思議な気持ちになります。
小高い緑の丘にはベンチが設置されています。木々の緑がつくる木陰で、ひんやりと涼しく、どこか神秘的な雰囲気♪
同園の周辺には、『処女塚古墳』や『東求女塚古墳』(神戸市東灘区)といった古墳も点在しており、古くからこの一帯が重要な地域だったことがうかがえます。あわせて巡ってみるのも楽しそうです。
歴史好きの大人だけでなく、遊具も設置されているため、子ども連れでも立ち寄りやすい。ブランコやすべり台、うんていなどが備えられていました。
東側には、砂場にジャングルジム、古墳をイメージしたようなユニークな遊具も発見!鬼ごっこやかくれんぼもできそうですね。歴史に触れる気軽な街歩きコースとして、ちょっと寄り道してみるのもいいかもしれません。
場所
西求女塚古墳
(神戸市灘区都通3-1-17)
開園時間
24時間