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【札幌】待望の新施設がグランドオープン!春の「円山動物園」&立ち寄りたい周辺カフェ

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【札幌】待望の新施設がグランドオープン!春の「円山動物園」&立ち寄りたい周辺カフェ

春の円山動物園へ

人気の円山動物園に、待望の新施設がグランドオープン!
人気・注目の動物とともにご紹介します。

※動物園の動物は、他の施設へ移動する場合があります。

 

札幌市円山動物園

新施設のグランドオープンで
生命の営みを伝える魅力がアップ

 

オランウータンが棲む熱帯の森の多様な生態系を再現した「オランウータンとボルネオの森」が、満を持して今春オープン。通年で水浴びできる国内初の屋内プールを備えるゾウ舎では、昨年夏に仔ゾウが誕生。動物本来の姿で過ごしていけるように動物福祉を掲げた園の取り組みなど、全国的に注目を集めている。

 

<見どころ TOPICS 1>

2024春予定
南アジア熱帯雨林を再現
自生する植物やスコールも


「オランウータンとボルネオの森」。

大型類人猿の中で唯一、アジアに生息するオランウータン。樹上性の哺乳類では最大、地面に降りることはほとんどないことで知られている。天井を高くした新施設は約8m、スプリンクラーでスコールを降らせたり、生息地の植物を植えるなど、ボルネオ島の環境を再現。動物が住む場所へ観客が入っていくというコンセプトで、生育環境を体感できる施設になっている。

 

ボルネオオランウータンが過ごしやすいよう植物が生い茂り、湿度は90%を超える。

上から、消防ホースが吊るされている。一部染色されたものも。

日中は常に自然光が入る施設。約8mと天井は高くしてある

母レンボーと、4才の仔・レイト。オランウータンの子育て期間は約8年と長い。

動物園のほぼ中央に位置する「オランウータンとボルネオの森」。

コンクリートの柱も、樹木に似せている。

<見どころ TOPICS 2>

園内屈指の人気もの
育ち盛りの動物も



「ゾウ舎」

昨年8月に誕生した仔ゾウがいることで話題のゾウ舎。屋外放飼場と、国内最大級の規模の屋内放飼場があり、立地を活かして様々な角度から観覧できるのが特徴。屋内放飼場は、さらに国内初の屋内プールを備えていて、水浴びをする姿をガラス越しに見ることができる。タイマー制御で乾草が上から下りてくるようになっていて、一日中採食できる。ゾウが食べものを探す行動を再現できるように、野菜やフルーツなどを色々な場所に隠して設置もしているそう。

 

同居しているゾウの群れ。現在園には5頭のゾウがいる。

水深3メートルの屋内プール。思いおもいに水浴びができる。

広々とした屋外放飼場。こちらにもプールがある。

「ホッキョクグマ館」アザラシ

1つの建物にホッキョクグマと、アザラシを展示。捕食と被食の動物を隣合わせに展示することで、北極圏の生態系を感じることができる。ホッキョクグマとアザラシのプールは分かれているが、まるで一緒に泳いでいるよう。水中トンネルは、頭上を悠々とアザラシが泳いでいく人気スポット。

好奇心が強いアザラシ。

 

 

 

「カバ・ライオン舎」

屋外に1つ、屋内に2つの展示場を備えている「ライオン舎」。2頭とも2才とまだ若いが、ライオンは幼いころから同年代の子どもや大人と遊ぶことで群れの中での社会性を学ぶそう。そのため幼少期は特に動くもの反応することが多い。

ブイを咥えて、屋外、屋内と歩き回っていることも。

 

 

 

「ホッキョクグマ館」ホッキョクグマ

北極圏の“海氷”を生活の場として生息するクマ科最大の種・ホッキョクグマ。皮下脂肪がとても厚く、体毛がストロー状になっているので寒さにも強い。泳ぎや潜水が得意で、夏も冬も時季を問わず潜るが、夏はプールの浅瀬で浸かっている姿も見られる。木の下、石の下、草の中、遊具の中に隠してあるエサを上手に探し当てる。

撮影した日は大雪のあと。元気に走り回っていた。

 

 

コチラもCHECK!

北海道で見られる動物たち

園内には、日本では主に北海道に生息する動物が多数いる。冬は真っ白い姿に変わるエゾユキウサギ、朝9:30ごろに稀に姿を見せる夜光性のエゾモモンガ、園内で鳴き声をよく耳にするタンチョウなど。エゾフクロウやシロフクロウは、片方ずつ翼を下方に伸ばしてストレッチしたり、警戒・求愛・テリトリー主張など様々な声で鳴くそう。

フクロウは日本全体に生息するが、やや体が白い地域亜種のエゾフクロウ。

オスは純白のシロフクロウ。

<見どころ TOPICS 3>

よく観察すると
行動がおもしろい

事前に知っていれば、習性のおもしろさに気がつく。

 

 

「高山館」レッサーパンダ放飼場

昼間は樹上で眠っていることが多い、シセンレッサーパンダ。足の裏全体を付けて歩くため、後足だけで立つこともできる。前足の種子骨が指のような突起に変化して、指と向かい合っているため、器用に物を掴める。好物のリンゴを片手で食べる姿はとても愛らしい。

午前中は、元気に歩いていることも多い。

二足で直立した姿を偶然発見。

「キリン館」ミーアキャット展示室

石や岩の多い荒地を生息地とするミーアキャット。昼行性で、地中に巣穴を掘って生活する。時折、後ろ足と尾で立ち上がり天井を見ているのは、空を見張る習性があるから。野生では空からくる猛禽類が天敵で、動物園にいる個体も時々空を見て警戒音を出しているそう。群れの中に見張り役がいる。

展示室をよく見ると天井がガラス貼りになっていて、実際の空を眺められるようになっている。

 

 

 

「モンキーハウス」フサオマキザル

屋内飼育場がある「モンキーハウス」では、熱帯の小型から中型のサルが展示。あまり知られていないフサオマキザルに注目! 知能が高く、手が器用なため、道具を使ってエサを食べることができる。

実際に、スプーンを網の間に差し込み、器用にすくって食べていた!

そのほか、ワオキツネザル・ダイアナモンキー・マンドリル・ブラッザグェノンなど貴重なモンキーたちを展示。

札幌市円山動物園
TEL:011-621-1426
住所:札幌市中央区宮ケ丘3-1
アクセス:バス「円山動物園正門」「円山動物園西門」停すぐ
営業時間:9:30~16:30(11/1~2/28は~16:00)※最終入園は30分前
休館日:第2・第4水曜 、4/8~4/12、12/29~12/31(8月のみ第1・第4水曜日) ※祝日の場合は翌日休
料金:800円、高校生400円、中学生以下無料、年間パスポート2000円
http://www.city.sapporo.jp/zoo/

Museum Shop MARUYAMA

動物園の余韻を楽しめる
オリジナルグッズが揃う

 

「動物園の最後に訪れる展示場」というコンセプトのショップ。ゆったりとした店内で、選びやすい。地産地消をモットーに、積極的に地元の食材を使ったメニューも提供。オリジナル製品が多く、このお店限定のものも。商品の収益の一部を、野生動物の保全や研究活動などに寄付している。

 

 

ぬいぐるみ、文具、お菓子
軽食など多彩な品揃え

木のぬくもりを感じる店内。什器に北海道産の木材やレンガを使っている。イートインもOK。

イートインスペース。

耐水仕様の「ステッカー」各250円。傘やボトルに貼るのも◎。

仔ゾウ誕生記念で発売になった「ゾウの親子アクリルスタンド」700円。

「マルマン クロッキー帳」1000円、「マルマン スケッチブック」990円。

新作「オランウータン座」と「親子オランウータン」ともに3500円。

「うまれてくるよゾウ」3800円、「エスキモーハウスミニアザラシ」2400円。

「はちみつカステラ」900円。

9種類の写真と、ドリンクの種類が選べる「TAG-LIVE! LABEL」600円。購入した日付が印字され、ステッカーとして使える。

中標津「ループライズ牧場特製ソフトクリーム」450円。

「ボンボヤージュ」の藤村シェフ監修「エゾ鹿肉のメンチカツ」400円、丸美珈琲店の「コーヒー」400円~など。

Museum Shop MARUYAMA
(ミュージアム ショップ マルヤマ)
TEL:011-590-1191
営業時間:円山動物園に準ずる(軽食は10:30~、メニューすべて L.O.16:00 ※冬季は15:30)
定休日:円山動物園に準ずる
席数:16席(禁煙)
お子さま:OK
Instagram:@museum_shop_maruyama

【’23年12月OPEN】動物園西門近くにオープン レトロ×スタイリッシュなカフェ「ドロップス」

ギャラリーのような空間で味わう
こだわりの本格中国茶と点心

 

円山動物園近くにある一軒。重厚な扉の奥に広がるのはギャラリーのような空間で、器や雑貨、ブリキのおもちゃなど、建築家・インテリアデザイナーのコレクションの一部が展示販売されている。中には掘り出しものもあるので眺めているだけでも楽しい。メニューは、中国に14年間暮らしていた店主の小山内さんが厳選した本格的な中国茶をはじめ、点心や一品料理、スイーツなど。土・日曜、祝日は10時から営業していて、オトクなセットメニューも用意されている。パーティなどの集まりにも対応してくれるので問い合わせてみて。

テーブルやイスなど、アンティーク家具がセンスよく配されている。土・日曜、祝日は朝10:00から営業。

「飲茶セット」1400円。小籠包3個、ミニちまき1個、コーヒーまたは中国茶付き。

「ケーキセット」1100円。ケーキ単品は600円。写真は、桃のような香りのお茶「花香烏龍」をセレクト。

ピリ辛の「担々麺」900円。ドリンクとのセットメニューもあり。

オールドノリタケなどのカップ&ソーサーは、1客2000円から販売もしていて選ぶのが楽しい。

小物雑貨やおもちゃ、レコード、掘り出しものの貴重なブリキ製のオブジェなどが所狭しと並べられている。

円山動物園西門からすぐ、動物園の帰りにも立ち寄りやすい。店内は割れものも多いので、小さなお子様連れは気をつけて。

<2023.12.2OPEN>
ドロップス
TEL:080-3235-8899
住所:札幌市中央区円山西町1丁目5-1 ナカヤマビル1F
アクセス:バス円山動物園西門停すぐ
営業時間:17:30~22:00(土・日曜、祝日10:00~)
定休日:月曜(祝日は営業、翌平日休)
席数:20席(禁煙)
駐車場:8台
お子さま:OK
Instagram:@maruyamadrops

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