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【しずぎんギャラリー四季の「塚原勝二 写真展」】木仏のようなモアイたち

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静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区のしずぎんギャラリー四季で6月5日まで開催中の写真家塚原勝二さんの個展。6月1、2の両日、午後1時から作家によるギャラリートーク。
9年前から手すき和紙を用いた写真表現を続ける塚原さんは、今回展でチリ領イースター島のモアイ像を主題にした。撮影は12年前という。不連続に細かい凹凸がある、ざらりとした風合いの和紙にプリントされたモアイたちは、どこか木仏を思わせる。記名性とは無縁の、地域住民の祈りがそのまま形になったような風貌。今冬の東京ステーションギャラリー「みちのく いとしい仏たち」展に並んでいた、青森や秋田の民間仏を想起した。(は)

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