関西弁!他県民の知らない「関西の方言」ランキング【育児編】
関西弁といえばユニークな表現がたくさんありますが、地域や世代によって違いが大きく、実は関西人でも知らない方言が多く存在します!今回はその中でも、育児にまつわる関西の方言をランキング形式でご紹介します。関西特有の幼児言葉や子育てに使う方言とは?ウェブアンケートにて総勢9617名に調査した<関西弁!他県民の知らない「関西の方言」ランキング【育児編】>、さっそく投票結果をチェック!
※記事中の人物・製品・サービスに関する情報等は、記事掲載当時のものです。
【関西弁!他県民の知らない「関西の方言」ランキング【育児編】】
第1位 まんまんちゃんあん(なみあみだぶつ、ほとけ様)(1162票)
第2位 もーする(四つん這いでおしりを持ち上げる)(839票)
第3位 よして(仲間に入れて)(793票)
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9617名/調査日:2024年9月7日
ほとけ様へのご挨拶!1位はまんまんちゃんあん(なみあみだぶつ、ほとけ様)!
<投票者のコメント>
「まるっきり聞いたことがない」
「ご飯を食べさせる時の『まんま』の方言みたい」
「今でも孫に教えています」
「まんまんちゃんあん」は、関西で「なむあみだぶつ」や「ほとけ様」を指す際の幼児語です。他にも「まんまんさん」など、言い方は地域や世代によって様変わりするようですが、育児の場面では、手を合わせてお祈りする習慣を教えるときに使われます。たとえば、お墓参りや仏壇の前で「まんまんちゃんあんしようね」「まんまんさんにあんしてからご飯食べよっか」といった風に、ご先祖様に敬意や感謝を伝えているんですよ。
由来は牛!?2位はもーする(四つん這いでおしりを持ち上げる)!
<投票者のコメント>
「これはいったい、どういう時に使うのだろうか…。クラウチングスタート的な体勢?」
「関西圏の言葉も色々だね」
「もーする、って面白い」
「もーする」は、関西の方言で、赤ちゃんや小さな子どもが四つん這いになっておしりを持ち上げる動作。「もーもーする」と言う地域もあり、牛のように四つん這いになるからという説があります。山陰や九州地方などでも広く使われているようですね。アンケート集計の際には「いったいいつ使う言葉なの?」と驚かれる投票者もいらっしゃいましたが、トイレの後まだ自分ではおしりを拭けない幼児などに向けてよく使うフレーズです。
心をつなぐ合言葉!3位はよして(仲間に入れて)!
<投票者のコメント>
「よして→『やめて』かと思いました」
「標準語とだいぶ違うね」
「北九州では『かてて』ですね」
「よして」は、関西の方言で「仲間に入れて」という意味です。制止を意味する「よしなさい」という言葉に近いことから、関西外の人は驚くことが多いようです。関西では漢字にすると「寄して」。寄せ集める、ぎゅっと仲間のうちに入れてもらうイメージですね。子ども同士がすでにグループになっているところに「よーしーてー!」と声をかけて、一緒に遊びたい気持ちをアピールします。子どもたちが友だちを求める、心温まる言葉なんです。