しみじみおいしい、冬のあったかスープ【齋藤菜々子さん、長谷川あかりさんのレシピ】
一杯のスープは、寒いときの何よりのごちそう。今回紹介するのは、冬野菜がたっぷりで、じんわり温まるスープです。だしいらずでしみじみとおいしくて、もちろん、ボリュームもしっかり。料理研究家の齋藤菜々子さんと長谷川あかりさんによるレシピです。
（『きょうの料理ビギナーズ』2月号「冬のあったかスープ」より）
齋藤菜々子さんの「カリフラワーと鶏肉のスープ」
ホクホクのカリフラワーとムチッとした鶏もも肉でボリューム満点。
粒マスタードのほのかな酸味が、全体の味を引き締めます。
つくり方
材料（2人分）
カリフラワー （小）1コ（300g）
鶏もも肉 （小）1 枚（250g）
にんにく（みじん切り） 1かけ分
牛乳 カップ1
A （水 カップ1と1/2
粒マスタード 大さじ2
塩 小さじ1/2）
◎塩／片栗粉／オリーブ油
1下ごしらえをする
カリフラワーは小さめの小房に分ける。茎は皮を厚めにむき、1cm幅に切る。鶏肉は余分な脂肪を除いて一口大に切り、塩少々をふって片栗粉大さじ1/2をまぶす。
2鶏肉を焼く
鍋にオリーブ油大さじ1/2を中火で熱し、鶏肉を皮側を下にして並べる。焼き色がつくまで両面を焼き、にんにくを加えて炒める。
3煮る
にんにくの香りがたったら、Aを加え、煮立ったらカリフラワーを加える。再び煮立ったら、ふたをして弱火で13～15分間煮る。牛乳を加えて温め、器に盛る。
［1人分410kcal 調理時間20分］
長谷川あかりさんの「たたき長芋と豚肉のスープかけご飯」
ふくよかな味とやさしいとろみで、満足度大！
長芋の滋味、豚肉のうまみが溶け込んだスープが、ご飯にピッタリです。
つくり方
材料（2人分）
長芋 250g＊
豚ロース肉（豚カツ用） 2 枚(200g)
A （砂糖 小さじ1
塩 小さじ1/2）
クレソン（あれば／適当な長さに切る） 適宜
◎酒／塩／黒こしょう（粗びき）
＊皮をむいた正味。
1 長芋はポリ袋に入れ、塊が残るくらいに麺棒などでたたく。豚肉は1.5cm角に切り、Aをすり込んでおく。
2 深めのフライパンに1、水カップ2と1/2、酒大さじ2を入れ、強めの中火にかける。煮立ったら軽くアクを除き、ふたをして弱めの中火で15分間煮る。
3 長芋をへらなどで軽くつぶし、時々混ぜながら、さらに中火で4～5分間煮る。もったりとしたやさしいとろみがついたら、塩小さじ1/3を加え、味をみて足りなければさらに塩で調える。ご飯を器に盛り、スープをかける。黒こしょうをふり、クレソンを添える。
［１人分570kcal 調理時間25分］
教えてくれた人
齋藤菜々子（さいとう・ななこ）
料理研究家。「食」の大切さに気づき、国際中医薬膳師の資格を取得。「きょうからできるおうち薬膳」をモットーに、身近な材料でつくれて、心身の充実につながるおいしい家庭料理のレシピを考案している。
長谷川あかり（はせがわ・あかり）
料理研究家・管理栄養士。料理好きな父と料理上手な母のもとで育ち、料理好き、レシピ本好きに。日常でつくり、食べている料理を発信しているSNSは「料理をつくる楽しさが伝わる」「忙しくてもつくれる!」と幅広い層に人気。
■NHK『きょうの料理ビギナーズ』2024年2月号より
■撮影・新居明子、邑口京一郎／スタイリング・朴 玲愛、西﨑弥沙／取材＆文・遠藤綾子
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