焙煎大会で優勝した一杯を日常に。『HI,COFFEE.』で出会った浅煎りコーヒーの魅力 姫路市
姫路城から西へ車で10分。通りに面した控えめな佇まいは、うっかりすると通り過ぎてしまいそうなほど。浅煎りコーヒーの専門店『HI,COFFEE. 』(姫路市)へ取材に行ってきました。
外観は、“白”を基調としたシンプルな佇まいが印象的。ふらっと立ち寄りたくなる、街に溶け込むカフェです。
店舗の内装も“白”で統一。コーヒー器具やカップまで抜かりありません。シンプルで洗練された空間が日常から少しだけ距離を置かせてくれます。
店の奥には、フランスの映画館で使用されていたというアンティークなベンチシートが置かれ、時を重ねてきた歴史を静かに感じさせてくれます。
また、お客様と対面でのコミュニケーションを大切にしたいという思いから、あえて孤立したテーブル席は設けないバースタイル。「待ち合わせの場所としても、気軽に利用してもらえたら」と店主は話します。
同店では、浅煎りで仕上げたスペシャリティコーヒーを中心に提供。若い頃に浅煎りコーヒーに魅了された店主は、“豆の個性がわかりやすいフルーティーな浅煎りコーヒー”の魅力を広めたいと町坪に1号店をオープン。こちらは2店舗目となります。
その焙煎技術は世界でも高く評価され、2025年の「International Roasting Winner Cup」において、大賞(Excellent)を受賞。世界が認めた一杯を地元・姫路で味わえるのは、なんとも光栄なことです。
今回いただいたのは、店主がいる時にだけ味わえるという特別な一杯「Boss」。深煎り派の記者にとって、浅煎りは酸味が強いという印象でしたが、その概念は一口で覆されました。
嫌な酸味は一切なく、発酵した葡萄を思わせるフルーティーでワイニーな味わい。軽やかな口当たりで「これが浅煎り?」と思わず驚く飲みやすさです♪「Boss」という名のとおり、気品を感じる一杯でした。
2杯目は、「COE(カップ・オブ・エクセレンス)」で6位を獲得した豆を使用した一杯「SINGLE ORIGINAL(Honduras Parainema COE#6)」。
COEとは、その年に収穫されたコーヒー豆の中から高品質なものを選ぶ国際的な品評会。どんな味か少し緊張しながら、ひと口飲んだ瞬間、「さすが!」と頷いてしまう完成度の高さが広がります。6位という評価にも納得。
浅煎りコーヒーの魅力に惹きこまれる理由がよく分かる味わいで、軽い口当たりは癖になりそうです。
コーヒーの苦味や酸味が苦手という人にこそ、ぜひ試していただきたい一杯です。
焼きたてのワッフルは、コーヒーのお供として相性抜群のやさしい味わい。カフェインレスコーヒーやキッズコーヒーもあり、子ども連れでも安心です。
金曜日は20時まで営業、「夜カフェ」として利用できるのも嬉しいポイント。POP UPなどが行われることもあるため、気になる人はお店のInstagramでチェックしてみてください。
「豆本来の味を感じてほしい」。――その想いから、浅煎り専門にこだわった『HI,COFFEE.』。コーヒーでありながら、まるでテイスティングをするように、味の違いを楽しめます。
ふらっと立ち寄って、いつもとは違うコーヒーの世界に触れたくなるカフェでした。
場所
HI,COFFEE. 東辻井店
(姫路市東辻井1丁目11-17)
営業時間
12:00~18:00
金曜日のみ12:00~20:00
定休日
火曜日、水曜日
駐車場
3台有