【東京・代官山】Et Nunc Daikanyama(エトヌンク 代官山)で見つけた、“今”のおいしさ。パンと過ごす、やさしい時間
東横線・代官山駅すぐ、「Forestgate Daikanyama(フォレストゲート代官山)」にオープンしたブーランジェリー「Et Nunc Daikanyama(エトヌンク代官山)」。香り高い国産小麦や自家製酵母を使ったパンは、どれも丁寧に焼き上げられたものばかり。木のぬくもりに包まれたおしゃれな空間で、心ほどけるパン時間を楽しんできました。
いつもの毎日に、ちょっとしたご褒美を
お店の名前「Et Nunc」は、ラテン語で「そして今」という意味。今日この瞬間、焼きたてのパンをおいしく食べる、その何気ない幸せを大切にしているお店です。
監修を務めるのは、パレスホテル東京で30年以上腕をふるうシェフ・星 敏幸さん。「毎日食べたくなるパン」を目指し、素材の選び方から焼き上げまで、細やかな工夫が詰まったパンが並びます。
木のぬくもりと光が包む、ゆったりとした空間
ガラス張りの外観からやわらかな光が差し込み、店内には焼きたてのパンの香りと、静かで落ち着いた空気が広がっています
この空間を手がけたのは「芹沢啓治建築設計事務所」。店内には「カリモク家具」のテーブルや椅子が置かれ、ほっと落ち着ける居心地のよさがあります。
天井にはオリジナルの木製シェードが吊るされていて、間接照明のやさしい光がふんわりと空間を包み込んでいます。香ばしいパンの香りに包まれながら、ゆったりとした贅沢なひとときを過ごせます。
焼きたての香りに誘われて
店内に並ぶパンたちは、どれも形や香りに個性があって、見ているだけで心が躍ります。朝の定番から、季節を感じるものまで、その日の気分や時間に寄り添ってくれるラインナップ。
素材や製法にしっかりこだわりながらも、毎日の食卓にそっとなじむようなやさしい味わいがEt Nuncの魅力です。そんなパンの中から、今回はとくにおすすめの4品をご紹介します。
■クロワッサン
パリッと焼かれた表面と、しっとりとした内側のバランスが絶妙なクロワッサン。国産バターの豊かな香りがふわっと広がって、思わず笑みがこぼれてしまいます。丁寧に折り重ねられた生地は、軽やかで油っぽさも控えめで、朝にぴったりのパンです。
■チャバタあんばた
もちもちのチャバタ生地には、希少小麦「キタノカオリ」と自家製のルヴァン種を使用。中には北海道産のエリモあずきのあんこと、発酵バターがサンドされています。甘さ控えめのあんこに、ほんのりきいた塩がアクセント。おやつにもぴったりな、やさしい味わいのサンドです。
■トマトツナメルト
チェダーチーズ、ツナ、ピクルス、玉ねぎがぎゅっと詰まった、ボリュームたっぷりの惣菜パン。パン・ド・ミでサンドし、バターとパルメザンチーズを塗って香ばしく焼き上げています。あたためて食べるとチーズがとろけて、ランチにもぴったり。
■エキゾチック
マンゴーやパイン、アプリコットにココナッツファインを合わ夏限せた定のクロワッサン。サクサクの生地とトロピカルな香り、ジューシーな果実感が相まって、ひと口で夏の爽やかさが広がります。ちょっと冷やして食べるのもおすすめ。
朝から夜まで、気分に合わせて選べるうれしさ
Et Nuncでは、時間帯によって店頭に並ぶパンが変わるのも魅力のひとつ。朝はクロワッサンや食パン、昼には惣菜パン、夜にはワインに合うパンが並びます。
店内にはテラス席もあり、ワンちゃんと一緒に過ごすこともできます。
スタッフの方に話をうかがうと、「、配合や焼き加減は、気温や湿度にあわせて日々微調整しています」と教えてくださいました。そんなふうにパンと向き合っている姿勢も、このお店のあたたかさにつながっているのかもしれません。
Et Nuncのパンは、ひとつひとつが丁寧に作られた“今だけのおいしさ”。代官山という街にそっと溶け込むようなこのお店で、パンの香りに包まれながら、ほっとひと息つける時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
WRITER:manami
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【SHOP INFORMATION】
SHOP:Et Nunc Daikanyama(エトヌンク 代官山)
ADDRESS:東京都渋谷区代官山町20-23 Forestgate Daikanyama MAIN棟
OPEN:9:30〜18:30
CLOSE:施設に準ずる