指しゃぶりはいつまで?歯並びへの影響と無理なく卒業させる4つのコツ
指しゃぶり、いつまでOK? 歯並びに影響が出る時期とやめさせ方
指しゃぶり、ずっとしていない?
赤ちゃんが何でもかんでも手にしたものを口に入れる様子に、「のどに詰まらせない?」「汚くない?」と、やきもきする親御さんは少なくないでしょう。でも、こうした行為は口腔機能だけでなく五感すべての発達にとても大切なもの。指しゃぶりも、6カ月頃までは積極的にさせてもいいくらいです。
指しゃぶりは成長の過程で自然に収まっていくものですが、3歳ぐらいになってもまだ続く場合は、ちょっと心配です。この時期は乳歯の歯並びが少しずつ完成に向かう時期であり、あごの成長や歯列に良くない影響が出てしまうからです。
なかでも、指や爪をくわえる力によって上の前歯が前に出て、下の前歯は後ろへ押さえつけられ、出っ歯やぽっかり前歯になってしまうことがよく見られます。
さらに、食べ物を飲み込むときに歯のすき間か舌を出す異常嚥下癖が出たり、口が閉じにくくなることで口呼吸や低位舌になったりすることも。それらがもとで、発音がうまくできなくなるといった影響も出てきます。
夜間や入眠時の指しゃぶりは比較的最後まで残りやすいですが、子どもにとっては不安やストレスを和らげ、安心感を得られる行為でもあるので、無理にやめさせようとすると、精神的に不安定になってしまうこともあります。4歳までにやめられるよう少しずつ促していきましょう。
指しゃぶりは3〜4歳で卒業
指しゃぶりや爪噛みなどのクセは、いったんついてしまうとなかなかやめられないもの。とはいえ、頭ごなしにしかったり、理屈を並べたりしても、子どもは理解できませんよね。無理にやめさせるのではなく、ポジティブな言葉をかけながら、前向きにそのクセから抜けられるよう、工夫できるといいですね。
前向きにやめさせるコツ
【外遊びや手遊びなどをする】
手持ち無沙汰な時間があると、なんとなく指を口元に持っていきがちです。外遊びを増やしたり親子で手遊びをしたりなど、楽しく過ごせる時間を増やしてみましょう。
【好きなキャラクターの絆創膏を巻く】
「指しゃぶりはもう卒業しようね」という声かけとともに、子どもが好きなキャラクターの絆創膏などを指に巻いてあげ、「噛んだらかわいそうだよね」と伝えてみましょう。
【好きな人形やおもちゃを持たせる】
テレビを見ているとき、入眠時のときなどに指しゃぶりなどをしてしまう子も少なくないようです。好きな人形やおもちゃを持たせたり、パパやママと手をつないだりするのもいいですね。
【ごほうびシールをあげる】
指しゃぶりをしなかった日には、ごほうびとしてシールをあげてみるのもいいでしょう。シールを貼ってゴールを目指すようなシートをつくり、そこにシールを貼るのも楽しいですね。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未