あなたは満足?不満?広島県の子育て・少子化対策について考えた
広島ホームテレビの『ピタニュー』でおなじみの犬山紙子さんが広島県の「こどもまんなか応援サポーター」に就任。そこで、犬山さんと共に、広島県の子育て・少子化対策について考えました。
【広島の街の声は…。】
広島県の子育て・少子化対策を、広島の街の人たちはどう思っているのでしょうか。
インタビューを行いました。
「満足しています。ですが、“広島県だから”という所はない」
「不満足。何をやっていますか?と聞きたい」
「学校の支援も少ない」
と、厳しい意見が出ます。
また、
安産祈願をしたばかりというこれから出産・子育てを控える夫婦は、
「細かい情報を調べても出てこなくて不安」と話しました。
【広島県の子育て・少子化対策支援と、県民の満足度】
広島県の子育て・少子化対策支援制度はどういったものがあるのでしょうか。
不妊治療の補助金や乳児医療費の支援など、さまざまな制度があるものの、
「みんながこうした制度を知っているか?」
と言われると……。
「LINEなどを使って、出産登録をすると自動的に支援制度の案内が送られるようにするなど、周知させる施策が必要なのでは」と犬山さんは話します。
また、番組が独自に行った調査では、広島県の子育て・少子化対策に不満を持っていると答えた人は8割を超えます。その主な理由は、地域格差や経済面の支援不足。
このアンケート結果を、湯崎英彦知事にぶつけてみました。
「子育てに対する楽しさやしやすさが十分に認識されていないことが、今の少子化につながっていると思う。それをどう変えればいいのか、しっかり取り組んでいく」
と湯崎知事。
しかし、
「子育てを楽しんでいるロールモデルで思い浮かぶのはスーパーウーマンみたいな人で、大抵の人は寝る間を惜しんで(子育てを)している」
と、子育ての現実を犬山さんは指摘します。
「広島県に行って欲しい対策は?」という質問に対して、「支援金」がトップ。
また、「広島県に訴えたいこと」について、もっと実施されていることを明確にしてほしい、交通費の負担を軽減してほしいといった声がありました。
安心して子育てができる広島県にするために。
広島県に住む人々の声を自治体に届け、実現させていくことが、街の発展にもつながるのではないでしょうか。
広島ホームテレビ『ピタニュー』(2024年6月12日放送)
ライター:神原知里