利用者のおすすめ本を展示 小田原市立中央図書館
小田原市立中央図書館(竹縄謙史館長=人物風土記で紹介)は昨年10月から、同図書館の利用者がおすすめする本を紹介する「一箱本棚」に取り組んでいる。
取り組みは市民との協働による図書館の活性化を目的に開始した。
応募から選ばれた利用者が館内の企画本コーナーの一棚分のオーナーとなり、約28万冊の蔵書の中からおすすめする本を選定し、手作りのポップと共に2ヵ月間展示するというもの。棚は2つまで使用可能で、最大で20冊のおすすめ本を紹介することができる。
現在、オーナーとして本を飾っている小田原市在住の小学3年生、池田晴太くんは絵本5冊を紹介。晴太くん一番のおすすめは、人間一人ひとりのかけがえのなさが浮かび上がる、壮大なスケールのユニークな探し絵本『75億人のひみつをさがせ』で「僕の家族のストーリーのようになっていて、みんなにおすすめです」と話した。
取り組みについて晴太くんの母・優子さんは「人がおすすめする本は読んでみたいという気持ちになるので面白い取り組み」と語った。
同図書館では現在12月から来年1月までのオーナーを募集している。