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ぷるぷる・むちむち!極上の食感「蒸し豆腐」の作り方

TBSラジオ

ジェーン・スー 生活は踊る
2024/2/1(木)放送

ゲストは料理研究家のウー・ウェンさん。実は前回のご出演時に番組からお願いした「次回はお粥について知りたい」というリクエストにお応えいただき、今回は「お粥」と「蒸しもの」の簡単レシピを伺いました。

Q.中国では「蒸しもの」や「お粥」って、一般家庭でも食べているんですか?
蒸しものというと中華まんや小籠包みたいな点心系を思い浮かべるかもしれませが、家庭では肉や魚の蒸し料理がよく登場します。デザートも豊富で、日常の暮らしに蒸しものは不可欠です。お粥は、日本ではなんとなく風邪をひいた時に食べるイメージかもしれませんが、中国では季節問わず、朝昼晩いつでも気軽に食べます。日本のお粥より水分が多く、「お粥を食べる」ではなく「お粥を飲む」と表現します。

「お粥」の基本!簡単レシピ

水分量を変えることで、とろみの具合や食感も変わりますが、お粥は米の栄養を水分に溶かしてのむもの。まずはここからスタートしましょう。

材料(2~3人分)
・米 100g
・水 800ml

作り方
1. 米を30分浸水させて、ざるに上げてください。
2. 鍋に水と浸水させた米を入れます。
3. 鍋を強火にかけると、少しずつでんぷんが溶け出しアクのように上がってきます。
4. 米が鍋底につきやすくなってくるので、時々混ぜてください。
5. しっかり沸騰したら弱火にしましょう。
6. 鍋に蓋をして、ここから20分炊いたら完成です。(蓋に空気穴がない場合は、ほんの少しだけ蓋をずらしてください)

基本のお粥がわかった所で簡単アレンジレシピ「冬にピッタリ【りんご粥】」

材料(2~3人分)
・もち米 80g
・水 800ml

作り方
「基本のお粥」とほぼ一緒で、くし切りにしたりんごを入れて一緒に炊くだけ。お好みではちみつを加えてもOKです。

Q.くだもののお粥!?どんな時に食べると良い?
りんごは「医者いらず」と言われているように、体調を選ばず食べられる果物。ビタミンCやカリウムをたっぷり含んでいて、健康づくりにも一役かってくれます。日本だと、風邪をひいたときのすりおろしりんごを思い出す人も多いのでは?特にこの時季、手に入りやすいりんごで作るのがおすすめ。夏は梨に変えてもOK

Q.喉の調子がイマイチ・・なんて時もりんご粥が良かったりしますか?
喉をいたわる「金柑粥」もオススメ。喉がうるおって、体はポカポカに!金柑は軽く押し潰して一緒に炊いてみてください。

かさが減って丸ごとペロリと食べられる「蒸しレタスのオイスターソースがけ」

作り方(2人~3人分)
1. レタスを丸ごと一個用意して4~6等分のくし形に切って蒸し器(または蒸籠)に並べたら蒸気の上がった鍋にのせます。蓋をして強火で1分蒸したら火を止めてそのまま5分おきます。
2. 続いてソース作り。オイスターソース大さじ1、醤油小さじ1、酒大さじ1、粗塩ひとつまみ、唐辛子1本分を輪切りに。ごま油大さじ1/2、黒こしょうを少々、これらを混ぜ合わせて、炒め鍋で中火にかけて煮立たせ、少し煮詰めます。
3. 蒸しレタスを器に盛ってソースをかけたら完成!

野菜は蒸すことで、温かく、かさが減って食べやすくなります。みずみずしく、野菜のおいしさを感じていただけます。

食感が別モノ!ぷるぷる・むちむちの「蒸し豆腐」

作り方(2人~3人分)
1. 絹ごし豆腐1丁を6等分に切って、ボウルに重ねたざるに乗せて、ラップをして一晩置き、水切りしておきます。
2. 蒸籠にクッキングシートを敷いて豆腐を並べ、蓋をして強火で1分、弱火で7分蒸したら火を止めてそのまま5分置いて器に盛ったら完成。

Q.蒸し豆腐、味付けはどんなものがオススメ?
粗塩・ごま油・万能ねぎとシンプルに、素材そのものを味わってみてください。

ウー・ウェン/料理研究家
中国・北京市の出身。1990年、来日。医食同源が根付いた中国の家庭料理とともに、中国の暮らしや文化も伝えており、ウー・ウェン クッキングサロンを主宰。2024年1月、新刊「ウー・ウェンの蒸しもの お粥」(高橋書店)を発売。体を健やかに整えてくれる「蒸しもの」と「お粥」のレシピおよそ90点を掲載し、蒸している間にお粥を炊いておくこともできて、蒸しものとお粥で献立にすれば、体がよろこぶ軽やかな1食が出来上がる。

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