相模湾ライブベイト釣りでホンガツオ入れ食い【神奈川・葉山発】35kgキハダも船中浮上
生きたイワシをノーシンカーでそのまま泳がせる「ライブベイト便」に挑戦!カツオの群れに遭遇して船中30本以上の釣果!ラストにキハダマグロとの壮絶なファイトの末に・・・
ライブベイト釣りとは
ライブベイトキハダとは、船からキハダマグロを釣るメソッドであり、仕掛けは針だけで生きたイワシを泳がせ、キハダマグロやカツオといった回遊魚に食わせるというメソッド。
魚影の濃い海域まで船を3時間近く走らせて狙うため、魚とのコンタクト率は高めですが、ボウズの可能性も十分にあるハイリスクハイリターンの釣りでもあります。
ライブベイト釣りの魅力
完全フカセ仕掛けのため、イワシの推進力だけで釣果が分かれるというギャンブルチックな釣りですが、アタリの出方が「わかりやすい&豪快」でゲーム性が非常に高い釣りです。キャスティング技術やタナコントロールなども必要ないため、釣り方自体は非常にシンプルなのも特徴となります。
エサ釣りのポイント
今回の釣行では伊豆大島周辺の海域に到着しました。潮の流れがかなり激流で、至る所で潮波が立っており、鳥山もかなり多く、大型魚の回遊していそうな雰囲気はプンプンと伝わってきます。エサ釣り船とルアー船のポイントは分かれているようで、周りには同じくライブベイトで泳がせ釣りをしているボートが目立ちました。
使用タックル
スピニングタックルをメインタックルとして使用します。6フィートから7フィート前後のジギングまたはキャスティングロッドを使用しており、ドラグ10キロほどまで対応できるロッドがマストのように感じました。個人的にはある程度の長さがないと、船底などに擦れてしまってラインブレイクの可能性もあるので、長めのロッドをチョイスしました。
リールはステラ、ツインパワー、ソルティガなどの14000番クラスをチョイス。PE4号~6号が300mほど巻けて、なおかつドラグ力や巻き取り数の多い機種がいいと思います。
仕掛け
ハリス(リーダー部分)は16号~20号を選択。イワシの泳ぎに影響を与えづらい事と魚がヒットしてから自信を持ってファイトできるライン選びが肝心です。
基本の釣り方
イワシの針の刺し方は、中乗りさんに背がけを教えていただきました、イワシの背骨に当たらないように針をかけて泳がせていきます。
エサ付に手こずると鰯が弱ってしまうので、タオルで優しく包んで針刺する方が弱りにくいのでは?という印象を持ちました。
泳ぎ方の見極め方
海にエサを投入してからは、エサの泳いでいく方向をじっくりと確認することが大切。
船の下や表層を泳いでいくイワシはダメみたいで、斜め下の水深30m以下に向かって泳いでいくイワシをチョイスすることが肝心です。
当日の状況
7月13日、天気晴れ、風速2m-3mの凪の日に当たりました。前日までは荒れていたみたいで、ややウネリが残っていて船酔い気味になりましたが、遠くを見たりして気を紛らわしながら釣りに集中しました。
エサの買い付けからスタート
3時過ぎに港を出発して、まず向かったのはエサの買い付け!イワシを養殖してあるイケスでたんまり生きたイワシを買って沖に向かいました。
目指すポイントは伊豆大島沖の激流の流れるエリア!港から3時間ほど南下したエリアにあり、船の中で仮眠を取りながら起きた頃には沖合のポイントに到着しておりました。
早々にカツオが入れ食い!
船長が生きたイワシを水面に撒き始めると、人工的にカツオのボイル祭りが開催!
水面を泳ぐイワシに次々と大型のカツオが襲い掛かります。私たちもこのチャンスを逃すまいとイワシを針につけて投入すると・・・カツオ!カツオ!のカツオ祭り!
数十分の間に30本以上のカツオをキャッチ!サイズも5kgほどの大型で既にバテバテに・・・(笑)
デカイワシでキハダを狙う
カツオの群れが通り過ぎたことで次はデカめのイワシを針にかけてキハダマグロ狙い!30mほどイワシを潜らせて、マグロからのバイトを待ちます。
船中35kgキハダ登場
1流し目でいきなりラインが一気に走り・・・ヒット!
30分ほどの強烈な抵抗を見せて上がってきたのは35kgのキハダマグロ!
仲間にもビッグヒット到来
その後もすぐに仲間にヒット!大型の予感がしたので、クルー全員で彼のアシストに当たります。
かなり長い時間ファイトを強いられているので、水を飲ませたり、氷で体を冷やしたりしながら、船の全体に移動しつつ自分のやりとりがしやすい場所に移動してファイトしています。
僕たちクルーもアシストに徹します・・・
12時ごろヒットして、1時間が経過 ・・・マグロの魚体が見えて船べりでクルクルと旋回をはじめて、タモ入れ寸前!というところでフックアウト・・・
あと少しだった・・・
最終釣果
キハダマグロ1本とカツオ30本以上の釣果!初のキハダマグロチャレンジでやり方もわからない中でしたが、感動するファイトも見られて、リベンジを誓った釣行となりました。
そしてカツオが超絶品だったので、次回もカツオをたくさん狙えると嬉しいです!
<杉浦永/TSURINEWSライター>