今、「他者と生きるヒント」になる名著3選――NHK「100分de名著」シリーズ【NHK100分de名著キャンペーン】
今考えたい、他者との「共生」と「協働」
一度は読んでみたいと思いながらも、なかなか手の出なかった“名著”。NHK「100分de名著」は、そんな古今東西の“名著”を、25分×4回の100分でやさしく読み解く人気の番組です。
この番組テキストをはじめ、スペシャル版のブックス&別冊を含む「100分de名著」シリーズは、累計発行部数1000万部を超えました。
今回は、数多くの名著に触れてきたNHK「100分de名著」編集部に、「今、他者とともに生きるために必読の名著」を聞きました。
「他者と生きるヒント」を学ぶ、おすすめの3冊
職場や家庭、友人関係、地域の付き合いなど、どんなところにも「人との関わり」があります。人を理解することも協力し合うことも、ときに難しく、悩みは尽きません。
古今東西の名著には、そんな悩みに向き合うための知恵が詰まっています。他者とどう関わり、ともに生き、それぞれの力を発揮していくのか。そのヒントを学べる3冊を紹介します。
ドラッカー『マネジメント』
人と人が働く本当の意味を知り、「感動」が広がる
──経営者やこれから起業したいという人だけでなく「自分が何のために働いているのか分からない」「就職することに希望が見出せない」なんて悩んでいる学生の皆さんや、仕事に行き詰まっている人にも『マネジメント』は必読です。人と人が一緒に働くことの意味や、会社がこの世に存在している理由が分かれば、悩みもスッキリ。新たな気持ちで明日からの仕事に取り組めるようになると思います。
(名著ブックス「はじめに」より)
マルクス・アウレリウス『自省録』
対人関係に悩む人へのヒントに満ちた不朽の名著
──彼(編注:著者の第16代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス)は自分が立派な人間だとは考えていませんでした。自分が不完全であることを自覚し、迷いも弱さも正直に披瀝(ひれき)しています。それを強い言葉で戒めつつ、人としてどうあるべきかという指針や理想を示してくれています。そうした理想を、不完全ながらも体現し、善き人になろうと煩悶、苦闘する過程を、アウレリウスは身をもって私たちに見せてくれているのです。
(名著ブックス「はじめに」より)
『貞観政要』
平和な時代を築いたリーダーと、フォロワーたちに学ぶ
──『貞観政要』はリーダー論の最高峰ですが、決して組織のリーダーだけに役立つ本ではありません。この本は部下の立場にある人たちにも、また組織には属していないという人にとっても必ず参考になります。なぜなら、すべての人間は一人では生きられないからです。一人で生きていけない以上、私たちは必ず複数の人と関わって生きることになります。複数の人が集まると、そこには自ずと役割というものが生まれます。
(名著ブックス「はじめに」より)
今回ご紹介した「名著」読み解きのための「NHK『100分de名著』ブックス」の情報は、全国の書店、またNHK出版のホームページでもご覧いただけます。