平塚市城所 子どもの居場所が開所 一休みしながら自己探求
NPO法人「本とジブン研休室」(内田早苗理事長/平塚市城所218の10)が運営する、学校に行かない子どもたちの新たな居場所がこのほど開所した。
平塚市と伊勢原市の市境にある、絵本や小説など約1500冊が並ぶカフェのような空間。学校に行かない小中高生が本を読んだり、近くの農園でヤギと触れ合ったりできる。内田さんは「自分のペースを大切にするという意味で、学校へ行かないことと読書は似ている。学校は休んでもいい。自分を見つめ直す居心地の良い場所になれば」と話す。
内田さんは絵本講師や農場運営を手がける傍ら、数年前から子どもたちの居場所を提供してきた。しかし、一企業で続ける困難なども鑑み、NPO法人化して多くの人が参加できる形にした。メンバーは内田さんの活動の賛同者で、絵本作家や農業従事者、保育士など。内田さんは「子どもたちが会う大人は、親や先生ばかり。色々な仕事を持つ大人と話をすることで将来を考えるきっかけになる。名前の通り一休みしながら能動的に自己探求ができる場にしたい」と思いを込める。
無料開放は毎週木曜午前11時から午後4時。予約不要。詳細は【URL】https://hontojibun.com/