「ポリオ根絶」未来への投資 横須賀ロータリークラブ 学生らと声張り上げ〈横須賀市〉
社会奉仕活動団体の横須賀ロータリー(RC)クラブ(藤村昌一会長)は11月5日、横須賀中央エリア一帯でポリオ(小児まひ)根絶のための啓発活動を実施した。神奈川歯科大学、横須賀南西RC、横須賀西RC、横須賀ローターアクトクラブ、三浦学苑インターアクトクラブの協力団体も加わり、総勢90人規模で予防に有効とされるワクチン接種を進めるための街頭募金を行った。
ポリオはウイルス感染によって発症する病。5歳未満の罹患率が高く身体まひを引き起こす。最悪のケースでは死に至ることもある。現在国内での症例はないが、パキスタン、アフガニスタンで発症が確認されており、対策が急がれている。仮にポリオが根絶されなければ今後10年間で毎年20万人の子どもが身体まひとなる可能性があるという。
世界中の子どもたちに健康で安全な生活を提供するために国際RCが主導してポリオ根絶に向けた活動を推進している。1979年にフィリピンの子どもたちに予防接種をはじめて以来、全世界の発症数を99・9%減らすことに成功。横須賀RCもこれの趣旨に賛同して積極姿勢で取り組んでいる。