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【京都検定】豊臣秀吉前の祇園祭御旅所!現京都新聞社にあった霊水湧く名井「少将井跡」

キョウトピ

【京都検定】豊臣秀吉前の祇園祭御旅所!現京都新聞社にあった霊水湧く名井「少将井跡」

物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は中京区、烏丸通り沿いにある史跡。かつての祇園祭、御神輿巡行の御旅所だった名井跡。

現在の京都新聞社ビルの場所にあった枕草子にも登場する名井

中京区烏丸丸太町下がる。大型ビルが立ち並び、京都市内のビジネス街の中心とも言えるエリア。そんな場所にある、地元新聞社・京都新聞社ビル。

最近では、ビル内にあるかつての印刷工場跡を利用して展覧会が開催されたり、歴史的建造物でもあり。

そんな烏丸通り沿い、京都新聞社の掲示板のある場所。その左側に銅板がビル壁面に埋め込まれているわけですが。

ちょっと見づらいのですが、このプレートはかつてこの場所に名井「少将井(しょうしょうのい)」があったことを伝えています。

少将井とは、かつて平安時代中期の歌人・少将井尼(しょうしょうのいのあま)の住居庭園にあった名井で、古くから霊水の湧く井戸として知られていました。現在ではこの付近の町名として残ってはいますが、井戸の痕跡は不明。

少将井には祇園社(現八坂神社)の御旅所が置かれていましたが、豊臣秀吉の命により四条京極(現在の四条寺町御旅町)の御旅所に統合。それ以前は少将井(櫛稲田姫命)神輿(東御座)がこの少将井御旅所に巡行していました。祇園社は疫病を免れるための霊水信仰に基づくとされ、かつて神輿は井桁の石に安置。さらに少将井は「枕草子」にも名井として挙げられています。

その後の明治10年(1877年)、社は京都御苑・宗像神社境内に遷され、今ではこのビル群の中でかつての面影はなく、この案内板のみがその歴史を今に伝えています。

京都検定では頻繁に出題される少将井。ぜひ、チェックしてみてください!

詳細情報

名所:少将井跡
場所:京都市中京区大倉町

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