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【前編】実家で同居していた義姉が兄の死を境に出ていった。残された70代の実母が心配で……

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歳をとった自分の親を、1人ぼっちで住まわせるのは少し心配なところがありますよね。ある程度の年齢であっても、自身の状態やまわりの環境によっては、「1人のほうが快適だ」と思う人もいるでしょう。しかし交友関係がなかったり、体に不調がでてきたとなれば、「寂しい」と嘆きたくなることもあるのではないでしょうか。今回の相談者さんは、母親と同居中のお兄さんが亡くなってしまったことで、とある問題が起きてしまったようです。

『私は旦那と子どもと東京で暮らしています。兄は地元の九州で二世帯住宅を建てて、母と兄と義姉と赤ちゃんで暮らしていました。しかし去年、兄が急逝。葬儀から1ヶ月後、義姉と赤ちゃんは義姉の実家の名古屋に帰ってしまいました。義姉と赤ちゃんの荷物だけ、まるで夜逃げのように運び出されたそうです。

母は75歳。「リウマチで広い二世帯にたった1人で住むのがしんどい。義姉は夜逃げのように逃げていった。本当の娘のように思っていたのに!」と嘆いています。広い二世帯に母がひとりポツンと暮らしていて心配です。私たちが九州に行こうにも、私と旦那の職場は東京、子どもの学校も東京。二世帯住宅は売ろうにも不人気で買い手も借り手もつかない。どうしたらいいでしょうか?』


“赤ちゃん”と書いてあることを予測すると、亡くなられたお兄さんと義姉の子どもは、生まれて1歳に満たないくらいなのでしょう。幼子を抱えながら、亡くした旦那の親を支えるというのことなかなか難しいもの、しかも義母は現在75歳で持病があるとのこと。まだまだ幼い子どもと身体に自由のきかない義母を1人で支えていくのは簡単なことではないでしょうし、義姉が家を出て行ってしまったのも無理のないことです。しかし1人取り残されてしまった親のことを思うと……何とかしてあげたいと思う相談者さんの気持ちもよくわかりますよね。

「夜逃げ同然」と言うけれど、本当に義姉だけが悪いの?

ただ、「夜逃げ同然で出て行った」と話す義母の言葉を鵜吞みにしてはいけません。事情も知らないのに義姉を責め、義姉1人が悪いと判断するのは少し早そうです。

『「夜逃げのように」って言ってもさ、逆の立場の気持ちになってみなよ。旦那亡くなって高齢の持病あり義母と赤ちゃんを1人で面倒見るんでしょ? 再婚すら望めない』


『赤ちゃんの面倒だけでも大変なのに、あなたはもういない旦那の母親の介護まで1人でできるの? すごく仲がいいならできるかもしれないけど、介護するってすごく大変よ。ましてや旦那さんいないのにその親なんて他人じゃん。私はお嫁さん側の気持ちがわかる』


『旦那がいなきゃそこに住む理由もメリットもないもんね。それか元々嫌だった(嫌な思いをしていた)のだろうね……。もちろん介護の義務もないわけだし、嫁の自由だ』


相談者さんは実家のことをこのように書いています。

『二世帯を建てたところは先祖代々の土地なんです。工場が撤退し、廃校も相次ぎ。交通も買い物も不便で、学校も保育園も病院もスーパーも遠い』


きっと義姉は大好きな旦那さんがいるからこそ、たとえ不便でもその土地で暮らしていこうと覚悟をしたのかもしれません。けれども大好きな旦那さんは亡くなってしまい、不便な土地で介護、育児、仕事をこなさなければいけないとなったら……不義理だと責められようとも逃げたくなる義姉の気持ちは十分理解できますよね。

それにもしかしたら相談者さんが知らないだけで、深刻な嫁姑問題があったのかもしれません。もしくは義姉の話にお母さんが応じてくれなかったことから、結果的に出て行かざるを得なかったのかもしれません。

義姉がいなくなった理由がなんだったにせよ、彼女にとっては相談者さんの母は“義理”の母親。亡くなった旦那さんの母親を介護する義務はお嫁さんにはありませんよね。出て行ってしまったお嫁さんを今さら責めてもどうしようもないのです。お兄さん亡き今、お母さんの今後について考えるのは、お母さん自身と実子である相談者さんなのではないでしょうか。

「義姉に帰ってきてもらう」以外の方法を考えて

「義姉は帰ってこない」「義母は1人で暮らしたくない」「相談者さんも母が心配」という3点を考えると、相談者さん一家が実家に戻るか、東京にお母さんを呼び寄せるという選択が理想的なのではないでしょうか。

『母の心配をするならあなたがお世話するのが1番だよ』


『手っ取り早いのは、お母さんを東京に呼ぶ。同居できなくても、近くに住まわせられるでしょ』


『「誰かがそばに」と思うなら、二束三文でも家を処分して、東京に呼び寄せるしかないんじゃない?』


相談者さんのお母さんに限らず持病をもつ人は、それが悪化した場合、日常生活に直接支障をきたすことがあります。いつ悪化するかもわからない病気を抱えながら頼れる人がそばにいない生活をすごすことは、たいそう心細いことでしょう。お母さんも相談者さんも「身近に頼れる人がいたほうが良い」と感じているようなので、その判断のもと今後どうするか、何かが起こってしまう前に早めに検討してみてください。

ママさんたちから寄せられた「相談者さん一家が実家に戻る」、もしくは「東京にお母さんを呼び寄せる」というアドバイス。この2つは実際可能な話なのでしょうか?

後編へ続く。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko

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