Yahoo! JAPAN

『たくさん散歩が必要』な犬種5選!時間の目安や足りない時のサインを解説

わんちゃんホンポ

犬の散歩量の考え方

犬にとって、散歩はとても重要なものです。1日に必要な運動量を賄うという目的も大きいですが、散歩の目的はそれだけではありません。

室内でできる運動で1日に必要な運動量を賄えたとしても、散歩でなければ果たせない役割があるのです。

それは、犬に適度な刺激を与えることで脳を活性化し、ストレスを発散し、社会性を身に着けさせるという役割です。

家の外には非常に多くの情報があり、犬にとって非常に良い刺激になります。また、知らない犬も含め、社会の中で暮らすために必要な最低限度の社会性を学ぶこともできます。

そのため、室内の遊びで十分に運動量を確保できる場合でも、あえて外に出て散歩をすることが必要だと考えましょう。

犬にとって必要な散歩の量は、犬の体のサイズと犬種のルーツで判断できます。そしてさらにそこに愛犬の年齢や健康状態などを考慮して、愛犬にとって最適な散歩量を飼い主さんがみつけてあげてください。

大まかに、体のサイズで目安を設定すると、小型犬は1回あたり30分〜1時間で1〜2km程度の散歩を1日に1〜2回、中型犬は1回1〜2時間で2〜4km程度の散歩を1日2回、大型犬は1回1〜2時間で3〜4km程度の散歩を1日2回程度だと言われています。

しかし、体のサイズが小さくても、犬種のルーツが牧羊犬などのように運動量の多い犬種の場合は、上記の目安では少なすぎる場合があります。

具体的な判断の目安として、散歩から帰ってしばらくするとウトウトとお昼寝をしてしまう程度の疲労感が、その犬にとってちょうどよい散歩量です。帰ってきた後もすぐに遊びたがる場合は、散歩量を増やした方が良いでしょう。

今回は、1回あたりたくさんの散歩量を必要とする代表的な犬種をご紹介します。以下でご紹介する犬種は、基本的な目安が「1回のお散歩につき60分以上必要」な犬種だと考えてください。

たくさん散歩が必要な犬種

1.ボーダー・コリー

ボーダー・コリーは牧羊犬として品種を確立され、現代でも牧羊犬としての高い能力を維持しています。そのため、スポーツドッグとして世界的に人気の犬種です。体のサイズとしては、中型犬です。

活動性が高く遊び好きな点が突出しています。しっかり散歩をさせるだけではなく、愛犬と一緒にスポーツを楽しみたい飼い主さん向きの犬種です。

2. ジャック・ラッセル・テリア

ジャック・ラッセル・テリアは、穴の中に住むキツネなどの、小型獣用の猟犬として確立されました。体のサイズとしては、小型犬です。

この犬種も毎日の散歩だけではなく、一緒にスポーツを楽しみたい飼い主さん向けの犬種です。攻撃性が強い傾向があるため、しっかり運動をさせてしつけもしっかりできる飼い主さんが良いでしょう。

3.ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、牛などを追いかけていた牧畜犬で、短足胴長な体型が特徴的な小型犬です。特に日本で人気のある犬種です。

攻撃性が高い傾向があり訓練しづらい面があるため、初めて犬を飼う方には向かない犬種です。高い活動性を持ち遊び好き、かつ愛情要求が高いため、しっかり運動をさせるための体力と時間的余裕のある飼い主さん向きの犬種です。

4.イタリアン・グレーハウンド

イタリアン・グレーハウンドは、優れた視力と走力で獲物を追跡し、捕獲する猟犬として確立された小型犬です。とても居心地の良い場所が好きで愛情深い性質の犬です。

もともと猟犬で運動量を必要とする犬種ですので、運動メニューには通常の散歩だけではなく、ドッグラン等での自由に走り回れる機会も用意してあげたい犬種です。

ただし非常に細い脚をしており骨折しやすいため、一緒に遊ばせる犬もよく選ぶ必要があるでしょう。

5.ゴールデン・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバーは世界的に人気のある大型犬で、鳥猟で撃ち落とされた獲物を回収する役割を担う犬として確立された犬種です。

攻撃性が低く訓練性が高いこと、気質が安定していることなどから、初めて犬を飼う方にも飼いやすい犬種です。

しかし、犬種特性に甘えてしっかりと社会性を学ばせずにしつけを怠ってしまうと、問題行動につながりますので注意しましょう。

まとめ

一般的に、犬の散歩量の目安は体のサイズで語られることが多いですが、犬種のルーツも非常に重要な要素になります。

今回ご紹介したたくさんの散歩が必要な犬種にも、小型犬が多く入っていました。

しかし、体のサイズや犬種に縛られてしまうと、愛犬の年齢、体力、健康状態にはふさわしくない場合もあります。

普段の散歩から帰った後の愛犬の様子をよく観察し、散歩の量が多すぎたり少なすぎたりしていないかを、適切に判断して調節してあげましょう。


(獣医師監修:平松育子)

【関連記事】

おすすめの記事