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物価高の救世主 ご飯にかけるだけじゃない「ふりかけ」超簡単!絶品アレンジレシピ

SASARU

 安くて簡単でおいしいご飯のおとも「ふりかけ」。皆さんは使いますか? 実は今、過去最高の売り上げだというんです。ふりかけの歴史から、ご飯にかけるだけじゃない「ふりかけ」のアレンジレシピまで紹介します。

 札幌・東区のアレスパ美香保店では、約70種類のふりかけが売り場に並びます。「ふりかけ」は販売額・出荷額ともに、2024年は過去最高を記録する見込みなんです。

 お米の消費量が年々減少しているのにどうしてなのか。のりたまでおなじみ、丸美屋食品のマーケティング部ふりかけチームの井原幸太郎さんによると「2023年に物価高の傾向になり、節約志向が高まり需要が伸びた」とのこと。物価や消費税が上がったときはふりかけの売り上げもあがっているんですって。

 こちらは「元祖ふりかけ」として認定されている田中食品の「旅行の友」。

 明治34年、海軍から持ち運びが便利で栄養価が高く、日持ちがする保存食を作ってほしいという要請を受けた田中保太郎が、魚粉に醤油で味付けをして、あおさ・ゴマを加えたふりかけ「旅行の友」を開発したことから始まったといわれています。

 大正5年に一般販売されるようになり、全国にふりかけが広まったそうです。

 その後、1980年代には混ぜ込みタイプのふりかけが登場。2000年代にはしっとりしたソフトタイプのふりかけも普及し、現在のようなさまざまなふりかけが並ぶようになります。

 皆さんどんな商品を買っているのか聞いてみると「いろいろな味が入っているもの」「子ども用の小さいのを買う」「混ぜ込みわかめが好きなのでいろんな種類を買いそろえている」という声が。

 アレスパ美香保店では「のりたま」が一番売れているのだそう。2025年で発売65周年のロングセラー商品です。

 話を聞いてみると、ちょっと変わった使い方をしている人もいました。

 カップ焼きそばに「のりたま」をかけると、いつもと違った感じになるのだそう。

 また、野菜炒めを作って味が薄いと言われたときに、ふりかけをかけて混ぜたらおいしいと言われた、という人も。

 ご飯にかけて食べるだけじゃない、今やふりかけは調味料としても使われているんです。メーカーのホームページなどには、ふりかけを使った数々のレシピが掲載されています。

 ご飯だけではなく、パンや麺類、肉や魚にも使えるふりかけ。ふりかけを使った料理を紹介します。

 まずは、「のりたま」を使った「じゃがバタ」。

 材料はジャガイモとバター、のりたまだけ。

 ジャガイモの皮をむいて一口大に切り、水にさらした後、水気を切って電子レンジで600W6分を目安に加熱します。

 火が通ったら、バターとあえて、のりたまを大さじ1ぐらい入れて混ぜ合わせるだけで完成。

 のりたまとバターの甘み・コク・塩味が絶妙にマッチしてとってもおいしい!

 続いては、「のりたまパン粉焼き」。

 材料はのりたまの他に、お好みの魚とパン粉やごま油、しょうゆなど。

 まずは調味料を合わせて魚に味つけ。その後、下味をつけた魚にパン粉とのりたまを振りかけて、オーブントースターで焦げないように5分ほど焼いていきます。

 魚に火が通れば盛り付けて完成。おしゃれな感じで見た目もgood!

 パン粉と、のりたまをふりかけたことで表面のザクザク感がいい感じ。ふわっと香るのりの香りもまた絶品です。

 難しいイメージの魚料理がふりかけを使って味つけできちゃうなんて、新しい発見。しかも見た目も手抜き感がないなんて最高です。

 最後は元祖ふりかけ「旅行の友」を使った「釜玉うどん」です。

 材料はうどん1玉に卵1個、ストレートのめんつゆ大さじ1、刻みネギ適量、ふりかけ小さじ1と、釜玉うどんの材料にふりかけをプラスしただけ。

 ゆでたての熱々のうどんに、めんつゆ、刻みネギ、生卵をのせたら、最後に、ふりかけ「旅行の友」をふりかけるだけ。

 ふりかけの効果は絶大。「旅行の友」の小魚のうまみをしっかり感じます。シンプルな釜玉うどんのおいしさはそのままに、さらにおいしさのランクがアップして、深い味わいになりました。

 安くて簡単、そしておいしい。物価高の救世主「ふりかけ」。皆さんも使い方のバリエーションを広げてみてください。

みんテレ1月8日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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