【横浜市神奈川区】市教育委員会 アイスアリーナで研修 リニューアル10周年で初
横浜市立学校教職員のスキル向上を目的とした「北部ハマ・アップオリジナル講座」が8月19日、横浜銀行アイスアリーナ=広台太田町=で実施された。参加した約90人の教職員たちはスケート教室で安全な滑り方を学び、実際にリンクで滑ったあと、同所の歴史や、同所を題材とした総合的な学習の時間を実施している青木小学校の例について座学で学んだ。
「ハマ・アップ」とは、市教育委員会が2005年に、授業力向上、自己啓発力の推進、教員間の輪を広げることへの支援等を目的として開設した、授業改善支援センターの愛称。授業づくりに関する相談や講座などを実施している。
今回のテーマは「アイススケートを通して横浜の魅力に迫る」。教員たちは講師からスケート靴の履き方や安全な滑り方を教わったあと、実際にリンク内を滑った。最初は手すりにつかまる人も多かったが、練習の後半はほとんどの教員が手すりにつかまらずにスケートリンクを滑っていた。
子安小学校で教職員をしている後藤優笑さんは「案内を見て自主的に応募した。今後の総合学習などで今回の経験を生かせたら」と話した。瀬戸ケ谷小学校=保土ケ谷区=の根本ひかりさんは「安全な転び方など、わかりやすく教えてくださった。児童たちも安心して連れて来れると思った」と話した。
学習教材活用へ
滑りによる実習を終えた後、アイスアリーナの職員により、今年度でリニューアルから10周年を迎えた同所の歴史についての座学が行われた。教職員がスケートの実習と共に歴史的背景を知ること、学習教材として同所を知り、授業に生かすことをねらいとして行われたもの。
横浜の開港から、「よこはま事始め」として、外国から横浜にスケートリンクが国内で一番最初に入ってきた経緯などについて学んだあと、旧建物がもともと飛行場の格納庫を戦後移築してきたことや、リニューアルの変遷など、同所の歴史を横浜の歴史と合わせて振り返った。
同所責任者の南部信治さんは「教職員の方々を通して、市内のより多くの子どもたちにスケートに興味を持ってもらえたら」と話した。市教育委員会の担当者は「それぞれの学区に授業の題材が眠っているはず。子どもたちが自分の足で情報を集め、主体性を伸ばせるような授業を作ってほしい」とコメントした。