秀明八千代高校 日本管楽合奏コンテスト 全国大会4年連続最優秀賞【八千代市】
日本の北から南まで、実力校がホールに集い開催された全国大会。
秀明大学学校教師学部附属秀明八千代高等学校吹奏楽部は見事4年連続最優秀賞を受賞しました。
コロナ禍でも出場してきたコンテスト
4年前、毎年目標にしていた吹奏楽コンクールが新型コロナウイルス感染症の流行のために中止になってしまいました。
その時紹介されたのが「日本管楽合奏コンテスト」。
1次審査は音源審査で、事前に録音したものを評価してもらいます。
予選通過後は全国大会となり、2020年に同校は初出場にして最優秀賞を勝ちとりました(2020年と21年は全国大会も動画審査)。
コロナ禍によるコンクールの中止で気落ちしていた生徒たちは、再び目標に向かって練習を重ね、初出場以来、毎年最優秀賞に輝いています。
サウンド(音のまとまり)を意識して
今年の大会では「Crossfire November 22」という樽屋雅徳(たるやまさのり)氏の楽曲を演奏。
ケネディ大統領の人生を表現する曲は生徒たちも感情移入しやすく、充実した演奏になりました。
顧問の池永教諭は常にサウンド(まとまり)を重視し、低音・中低音・高音の各階層が組み合わさって整うように心がけています。
生徒たちは毎日基礎合奏でその美しいサウンドを構築できるよう練習に励んでいます。
さらなる高みを目指して
部員は現在50人、今回3分の2ほどの生徒は初出場でした。
連続して最優秀賞を受賞していたプレッシャーはあったはず。
部長の関さんは「3年生の先輩の『伸び伸びやろう、上を目指そう』という声かけが支えになりました」と言います。
副部長の岩本さんは、緊張しながらも自信を持とうとしていたそうで、表彰式で最優秀賞と聞いた時は「緊張と不安からすぐには実感を持てなかった」と話してくれました。
来年はさらに上の最優秀グランプリを目指す挑戦になります。
「中学生もいて年齢が離れている分、兄弟のように距離を縮めたいです。それがいい音作りにもつながるので」と話す関さんと、「学年内の統一感も出していきたい」と話す岩本さん。
みんなの共通の思いは「音楽は愛」という言葉。
この言葉を心に秘め、場面ごとの表現に愛を持って音を奏でることで、聴衆に感動を与える演奏を今後も目指します。