三浦市 こどもの声を市政に 「海を生かしたまちづくりを」小中校生が市に提言
三浦市は8月22日、子どもの意見を市政に反映させるため、「三浦市こどもまんなか市民会議」を南下浦町にある「チェルSeaみうら」で初開催した。
2023年4月に施行された国の「こども基本法」に則って行われたもの。市独自の取り組みとしてより率直な声を拾い上げるため、「将来どんな三浦市に住みたいか」をテーマに子どもだけで意見を出し合う部会を事前に実施。市内の小学5年生から中学3年生まで15人が参加し、ここで挙がった市への提言を代表の児童らが22日に市や子育て支援などを行う事業者へ投げかけ意見交換を行った。
名向小5年の星夏海さんは、海を生かした地域振興の重要性を発表。市の人口減少に触れ、「海岸のごみを拾いきれいにすることで観光客や人口の増加に繋げられるのでは」と話した。
保護者代表として参加した市内在住の男性からは、「海は魅力的な遊び場だが、安全面を考慮した室内の遊び場の整備も進めてほしい」という意見もあった。
子どもたちからは市外向けの広報手段として、「自然や住環境を電車内の広告やSNSでもっとアピールしてみては」という案も挙がるなど盛り上がりを見せていた。