三浦大知 ベトナム国家主席や秋篠宮ご夫妻の前で魂の独唱「贅沢な時間でした」
三浦大知さんが圧巻の歌声を披露しました。
ベトナムと日本の外交関係樹立50周年を記念したレセプションが11月28日に都内で開催され、三浦大知さんが、来日中のベトナム社会主義共和国のボー・パン・トゥオン国家主席の前で歌唱を披露しました。
これは、2005年に「日越親善大使」を務めて以降、ベトナムへの支援活動を精力的に行っている杉良太郎さんのオファーにより実現したもので、三浦さんは杉さんがハノイで開催した文化交流事業に2度出演。その様子は、ベトナム国営放送を通じてベトナム全土に発信され、大きな話題となりました。
この式典にはベトナム国家主席や自民党の二階俊博元幹事長のほか、秋篠宮ご夫妻もご出席。
厳かな雰囲気の中、燕尾服で登壇した三浦さんは深々と一礼し、世界的に有名なベトナム人ピアニスト、ダン・タイ・ソン氏のピアノ、NHK交響楽団の大宮臨太郎氏のバイオリンにあわせ、上皇さまが作詞、上皇后さまが作曲された「歌声の響」を情感たっぷりに披露しました。
仕掛け人の杉良太郎「平和に向かっての歌声になった」
その後、杉さんが報道陣の前に登場し、式典を終えた感想を語りました。
現在の心境を問われ、「準備をすることが大変で、今日の今日までガタガタしていましたが、終わってホッとしました」と安堵の表情を。
三浦さんの歌唱には、「非常に臨場感があったと思います。上皇さまや上皇后さまが曲をお作りになったときにも聴きましたが、こういった場所でないと披露できないので、いい機会になったんじゃないかな。沖縄や平和に対する歌ですから、響くものがありますよね。平和に向かっての歌声になったと思う」と話しました。
さらに、どうして三浦さんに式典での歌唱をオファーしたのかを聞かれると、「秋篠宮ご夫妻がお見えになるということ、それから、ベトナム国家主席の前で披露するのは、やはり格式があったほうがいい」という理由を説明し、「実は彼には今日、別のスケジュールがあったのですが、調整をしてくれました。急なお願いを聞いてもらって申し訳ないので、今、だいぶ謝ってきました」と苦笑いで裏話を明かしました。
<三浦大知 コメント>
「天皇陛下御在位30周年記念式典」(平成31年)のときにも歌わせていただいた、上皇ご夫妻が作られた、とても貴重で美しいこの楽曲を、また歌わせていただくことができ、本当に光栄でした。
音のひとつひとつを大切に、丁寧に歌わせていただきました。
ピアニストのダン・タイ・ソンさんの美しいピアノ、バイオリニストの大宮臨太郎さんの力強いバイオリンにつつまれ、とても贅沢な時間でした。本当にありがとうございました。