【富士・さんりんしゃ】人生初体験のサクもち“揚げピッツァ”に感動! 常連客が待ち望むメニューも
静岡・JR富士駅周辺で見つけたのは、イタリア居酒屋「トラットリアさんりんしゃ」です。日本ではまだ珍しい揚げピッツァはサクもち食感がたまらない初めての感覚のピザでした。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも見慣れた街並みも裏道を巡れば、そこはまるで別世界。静岡県民も必見の裏スポットをお散歩します。今回は、富士山のお膝もと・富士市。都市開発が進みながらも、どこか昔懐かしさを感じるJR富士駅周辺を散策しています。
富士山を望む街で見つけたイタリアン居酒屋
JR富士駅北口を散策していると、富士山がどこからでも美しく見えることに驚きました。
季節によって全く異なる顔を見せる富士山。これが毎日見られることをうらやましく思いながら歩いていくと、かわいらしい名前のお店を発見。
訪れたのは、JR富士駅から北へ徒歩7分ほどの場所にある、イタリア居酒屋「トラットリア さんりんしゃ」です。
パスタ好きには見逃せない、「パスタランチ」の文字にも心が躍ります。「気軽に寄ってね!」の手書きのメッセージに背中を押され、店内へ。
店内は広々としていて温かみがあり、かわいらしい雰囲気です。
日本ではまだ珍しい「揚げピッツァ」
さっそく、店の一番人気を聞いてみました。
さんりんしゃ・三輪正弘さん:
1番人気は、揚げピッツァです。夜だけの提供になりますが、生地を1回揚げてから焼くちょっと変わったピザです。僕が探した中では、それを出してるお店はあまりないので、日本では珍しいと思います
「揚げピッツァ」、人生で初めての経験ができそうです。どんなピザなのか、食べる前からドキドキが止まりません
さっそく、揚げピッツァとパスタを注文しました。
運ばれてきた「揚げピッツァ・マルゲリータ(1380円)」は、見た目からしてパリパリ感が伝わってきます。ディナーのみ提供のメニューです。
一口食べると、食感から一般的なピザと全く違います。
かんでいる時はカレーパンのようなカリカリ食感、そしてじゅわーっと広がるうま味。ピザの耳のところまで、すごくおいしいです。
初めて食べる揚げピッツァのあまりのおいしさに、感動しました。
さんりんしゃ・三輪正弘さん:
生地を揚げることによって中に気泡ができて、サクもち食感になるんです。ピザ窯で400℃、500℃で焼くとそういう感じが出るんですが、うちは小さいお店なので、1回揚げることによってそういう食感を出すようにしています
スナック感覚でパクパク食べられるおいしさでした。ダイエットの敵になりそうです!
手打ちフェットチーネの魅力
続いて登場したのは、手打ちのフェットチーネです。
「生ハムとマッシュルームのクリーム手打ちフェットチーネ(1680円)」は、トマトクリームソースに生ハムが乗っています。
パスタ好きにとって、この手打ちフェットチーネは格別。ソースにも味が出るように、生ハムを軽く炒めて深さを出しているんです。
さんりんしゃ・三輪正弘さん:
マッシュルームは地元の長谷川農産さんの、おいしいマッシュルームを使用しています
常連客が待ちわびた“国産牛のローストビーフ”
さらに、常連客が待ちわびたというメニューもありました。
それが「国産牛のローストビーフ(1580円)」です。
これまで食べてきたローストビーフとは全然違います。肉厚でしっかりとした存在感があります。
一口食べると、ローストビーフが温かいことに驚きました。脂のうま味を生かすため、提供前に軽く火を通しているそうです。
柔らかく、脂もしっかり入っていて絶品です。肉肉しさもしっかりと感じます。
さんりんしゃ・三輪正弘さん:
最初は出してなかったんですが、日替わりで出してるうちにお客さんから「アレある?」と頼まれるので、今では準レギュラーで置いています
3カ月のイタリア留学で、才能が引き出されたのかもと笑って語る三輪さん。
イタリアで学んだ技術と、地元の食材への愛情が詰まった料理の数々が味わえます。富士市を訪れた際には、珍しい「揚げピッツァ」をぜひ食べてみてください。
■店名 トラットリア さんりんしゃ
■住所 静岡県富士市富士町19-5
■営業時間 11:30~14:00
18:00~23:00
■定休 月・火
■問合せ 0545-50-9066