淡路島福良に新オープン!「なるみキッチン&カフェ」でお魚ランチと逸品ドリンクに舌鼓 南あわじ市
淡路島の南端・南あわじ市「道の駅 福良」に程近い場所に7月30日、淡路島の新鮮な食材を使った日替わり定食がカジュアルに楽しめるお店「なるみキッチン&カフェ」がオープン。開店から1カ月目の同店にお邪魔して来ました。
福良公民館の横手に立つお洒落な建物。ここが「なるみキッチン&カフェ」です。ブルーとオレンジのお洒落なロゴが目印。海のブルーと玉ねぎのオレンジは、お店のテーマカラーとのこと。
こちらが店主の則末堅太郎さん。有名コーヒーチェーン店で22年以上に渡り店長を務めた、まさに“カフェ運営のプロフェッショナル”です。
「淡路島の豊富な食材を、適正価格でお客様に届けたい」がモットーの則末店主。自分の店を持つため有名調理師学校で料理を学び、母の故郷の南あわじ市福良でお店を開きました。
朝は8時からモーニング、夜は予約制の“呑み処”と、1日中フル回転の同店!お昼の時間には「日替わり」、「お肉」、「お魚」と3種類のランチを提供しています。記者は「本日のお魚ランチ」を頂きました。
お魚メニューがあるのは、獲れたての魚が毎日水揚げされる福良ならでは。見てください、この輝くようなお造り!
どの定食でも、7~9種類ある定食の小鉢の中から好きなものを2点選べるのが嬉しいポイント。どの小鉢も淡路島の新鮮な野菜が活かされています。迷いながらも記者は、「焼きなすのマリネ」と「オニオンスライス」をチョイスしました。
この日のお造りは鱧、ハマチ、タイ、サワラ、アコウ、それにイカの6種類と、超豪華!まずは鱧の湯引きから頂きます。ホロホロと柔らかい淡白な白身に弾力のある皮と、豊かな食感が楽しめます。
赤みがさして美しい身のハマチは弾力ある歯ごたえ。とろける口当たりのサワラに、透き通る身と繊細な味わいが嬉しいタイ。地元の魚を堪能できる、満足感あふれる盛り合わせです。
付け合わせの「アジの南蛮漬」は骨まで食べられる柔らかさ。小鉢の2品も丁寧に仕上げられていて、1品ごとに店主の細やかな心遣いを感じました。
食後には、同店自慢のコーヒーと2種類のアイスドリンクを頂きました。同店では、大阪の焙煎所『時々珈琲』のブレンド豆を使用。深煎り豆を使用したホットコーヒーは、深みのある苦味が印象的な1杯です。
「キャラメルマキアート」は、同店オリジナルの焙煎豆を使用したエスプレッソをベースに、淡路島牛乳とキャラメルシロップの甘さのハーモニーを楽しむ1杯。宇治抹茶をベースに仕立てた「抹茶ラテ」は、スッキリとした抹茶の風味が濃厚なミルクと相まって優しい味わいです。
実は『時々珈琲』運営者も、お店のロゴを作成したデザイナーも、有名コーヒーチェーン店時代の後輩だという則末店主。現在のお店でも“人たちとの繋がり”を、とても大切にしています。「地元の人たちも観光客も誰もが気軽に立ち寄れる、親しみ深い“食堂”になれば」と笑顔で話します。
ゆったりと居心地の良い店内、どの時間に訪れても開いている安心感。多彩なメニュー。お店のあれこれに店主の懐の深さを感じて、温かい気分になれるステキなお店でした。
場所
なるみキッチン&カフェ
(南あわじ市福良甲290-1)
営業時間
8:00~18:00
夜の部:17:00から19:00のスタートで2時間制
定休日
木曜日
駐車場
3台