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「学び、能力を古里に還元」釜石・大槌地区新規就職者 歓迎大会で決意新たに

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 この春、釜石市と大槌町の企業などに就職した新規学卒者、U・Iターン者を歓迎する「就職おめでとう大会」(釜石商工会議所、大槌商工会、釜石公共職業安定所、釜石地域雇用開発協会主催)が27日、釜石市大町の市民ホールTETTOで行われた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。33人が参加し、古里に貢献する決意を新たにした。

 主催者を代表して釜石商議所の菊地次雄会頭があいさつ。「当地域はコロナの流行で日常生活、経済活動が多くの制約を受け、東日本大震災の影響も少なからず残っている。困難に直面しても真正面から挑戦し、真剣に考え、勇気を持って行動を。個々の会社で活躍し、地域の発展に貢献してほしい」と期待を込めた。

釜石地区を代表し記念品を受け取る足立さん(右から2人目)


 参加者には記念品として図書カードが贈られた。津田商店に就職した足立貴子さん(22)が釜石地区を代表し、野田武則市長から記念品を受け取った。釜石高から東北芸術工科大(山形県)に進み、「コト」のデザインやイベント企画、商品開発について学んだ。食品に関わる仕事を希望し、「漁業が盛んな地域で、水産加工に携わることができるのは意義深い。仕事面だけでなく、人として成長したい。夢中になれる何かも見つけられたら」と思い描く。

 釜石大槌地区行政事務組合消防本部の前川柊哉さん(24)は「都会で培った能力を還元したい」とUターン。釜石消防署に配属、地域住民の生命や暮らしを守るため第一線で活動している。大槌町吉里吉里出身で、震災時の救援活動やドラマで見た消防士の姿に憧れ、釜石高卒業後に千葉市消防局に入庁。やりがいを感じながら職務に当たってきた。帰郷を決めたのは「一人っ子だから」。‶サラッと″とした口調だったが、「小さい力だが、地元に帰ることで地域が元気に、活性化されたらいい」と続く言葉に、古里への愛着を感じさせた。

 式後にはパソナ東北創生(甲子町)の戸塚絵梨子代表取締役による講話があり、社会人としての心構えや楽しく仕事ができる思考法などを助言した。

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